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格闘技・プロレス

12年のアイドル活動歴を持つ元ラウンドガールが『RIZIN』広報になったワケ「私たちもこんなふうに売れたいって気持ちで見ていました」

橋本宗洋

2024.12.30

 アイドル以外の仕事は生まれて初めて。大変なことも多いが、周りの先輩たちに刺激を受けている。

「RIZINのスタッフは(榊原信行)社長以下、全員もの凄く仕事熱心なんですよ。仕事量も凄いです。今はRIZINガール時代以上に選手と近くで接するので、より気持ちも入りますね。選手に何が必要かを常に考えなくてはいけないですし」
 
 RIZINのイベント運営、プロモーション活動は「他のエンタメ業界と比べても一番なんじゃないかと思います」と横島さん。

「人を輝かせることに長けていると言いますか。映像でもインタビューでも、その選手のストーリーが見えるんですね。ただ強いだけじゃなく、どんな背景があるかが分かる。だから感情移入できるんだと思います。
 それに記者会見、ネットでの映像配信、公開練習など大会が近づくにつれてワクワクが増してくるような行事がたくさんあります」

 そんな魅力的なRIZINを、より多くの人に知ってもらうのが自分の役目だと横島さんは言う。格闘技のファン歴としては短い。数年前までRIZINを詳しく知らずにいた。だからこそ、今RIZINを見ていない人の気持ちも分かる。きっかけ、架け橋、そういったものをうまく作りたい。

「簡単に言えば、私のような人をたくさん増やしたいです。私がこれだけRIZINを好きになったので」

 ちなみにスタッフとして初めて迎える大晦日興行の注目カードは、鈴木千裕vsクレベル・コイケのフェザー級タイトルマッチとのこと。

「千裕選手は“RIZINデビュー”が私と同じ大会なんです。ストーリーをずっと見てきたので。前回の対戦はクレベル選手が計量オーバーでしたけど一本取っている。今回はどうなるか......千裕選手が何か起こしそうな気がするんです」

 今年は年越しイベントとしての開催、2部構成で全22試合の長丁場になる。スタッフとしても史上最大級の“闘い”だ。

取材・文●橋本宗洋
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