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マラソン・駅伝

【箱根駅伝】“3強”に割って入るのはどこ? 優勝&シード権争いは? トップ10の顔ぶれを大予想!

酒井政人

2025.01.01

 6位は城西大だ。過去2大会は斎藤将也(3年)が2区、ヴィクター・キムタイ(3年)が3区を担ったが、今回はキムタイを2区、斎藤を補欠登録。斎藤は「区間新を狙う準備はできています」と5区での出場の意欲を見せている。関東インカレ1部10000mで2位に入った平林樹(4年)が3区に起用されることになれば、山でトップ争いに近づけるかもしれない。
 

 全日本13位の東洋大が7位に入ると予想する。2区に前回9人抜きの梅崎蓮(4年)、4区に前回10区区間賞の岸本遼太郎(3年)を登録。5区にはルーキー松井海斗が抜擢された。前回3区6位の小林亮太(4年)も当日変更での起用が濃厚。1区に登録された石田洸介(4年)でトップ争いに加わりたい。

 8位は法大だ。2区に主将・小泉樹(4年)が入り、前回6区区間賞の武田和馬(4年)と5000m・10000mで法大記録を塗り替えた大島史也(3年)は補欠登録。近年は戦い方が安定しており、今回の戦力を考えると、4年連続シードは堅そうだ。

 9位は帝京大か。前回9位で全日本8位。全日本では2区の山中博生(4年)が区間4位と好走した。山中は箱根で2年連続の2区に入った。前回は区間16と苦しんだが、今回はいい流れを作れそうだ。

 そして最後のシード校は勢いを買って立大とした。初出場した全日本は3区終了時14位から、最後は7位でフィニッシュ。後半区間で順位を押し上げた〝実力〟は、箱根でも通用するだろう。前回3区8位の馬場賢人(3年)が2区、2年連続1区の林虎大朗(4年)が4区、全日本でアンカーを務めた主将・安藤圭佑(4年)が9区に登録されている。

 エントリー10000m上位10人の平均タイムでトップにつける中大は、MARCH対抗戦で青学大を抑えて優勝。間違いなく強いチームだが、全日本大学駅伝は12位と大苦戦。箱根駅伝もピーキングに苦労するのではないだろうか。

取材・文●酒井政人
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