オランダのF１専門サイト『RN365』は、ベストとワーストでそれぞれ５人を選定しているが、角田を５番目に評価（採点は「８」）。「日本人ドライバーは、無謀で思慮に欠けた戦略選択の犠牲となり、その実力を全く反映しない厳しい結果に終わった。チームを擁護するなら、彼らだけが天候の変化をやり過ごそう（ステイアウト）としたわけではなかった。とはいえ、その判断が24歳の素晴らしい走りを台無しにしてしまったのも事実だ」とレーシングブルズを糾弾するとともに、角田に対しては以下のように賛辞を贈っている。

「この日本人ドライバーは、最高の形で彼に対する“疑念”を払拭してみせた。レッドブルには昇格の機会を与えられず、ホンダからも厳しい指摘をされた後、角田は予選のスターとなった。５番グリッド獲得という結果は、他のパドック関係者を振り向かせるには十分なものだった」 　スペインのF１専門サイト『F1i.com』の採点は「７」で、「角田にとっての、全く不当な結果。ひとつの戦略ミスが、大量ポイント獲得のチャンスを台無しにした。素晴らしい予選の後のレースで、彼はシャルル・ルクレールにはポジションを奪われたものの、レース後半に見事なオーバーテイクを決めてフェラーリ・ドライバーからポジションを奪い返した。しかし、終盤にドライタイヤで走り続ける時間が長すぎ、ポイント圏外に転落し、そのままレースを終えた」と総括した。

　インドのスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「予選でのユウキのラップは見事であり、レース全体でのレース運びも印象的だった。しかし残念ながら、チームが大胆な判断を下してそれが裏目に出た。オーストラリアでの週末は、彼にとって、もっと良い結果になっていた可能性が十分にあった」と綴り、採点は「7.5」としている。

　最後に、今季も採点ではなく、ランキング形式で全ドライバーを評価している英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田を20人中の「５位」に。決勝については「ルクレールを抜いて５番手に上がった直後に雨が降り始めると、全てが崩れてしまった」と指摘し、「素晴らしい走りだったが、雨の影響で台無しになった」とまとめた。

構成●THE DIGEST編集部

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