話をしたのは3月17日。本拠地でのトレーニング後だ。
2日前には、敵地のヤマハスタジアムで目下4位の静岡ブルーレヴズに17―22で敗れていた。
その日に今年度2度目の先発を果たしてフル出場の佐藤は、相手が得意とするスクラムを先頭で体感。押したり、押されたりの末、当日に「出だしのスクラムはよかったんですけど、相手に修正された時に修正しきれなかった」と述懐。時間が経てばこうも続けた。
「後半にアジャストされたというレビューはありました。ただ、スクラムに自信を持っているチームとああいう(安定した)スクラムを組めたことは、僕の自信になりました」
より反省するのは、タッチライン際から球を投じるラインアウトである。
現地では「ゴー! ゴー! レヴズ!」の大声援が鳴り響いていて、佐藤は捕球役の発するサインの声が全く聞こえなかった。そのせいでミスを犯した。
この経験をも、養分に変えたいという。
「大学時代にはあまりなかったことで、新鮮というか、学びになった試合でした」
目指すはワールドカップ出場か。昨春初めて日本代表に選ばれてもいるこの人にとって、2027年のオーストラリアでのビッグステージは最大級のターゲットとなろう。
ただし佐藤その人は、「日本代表になれるような努力はしていますけど、まずはワイルドナイツで信頼を勝ち取るのが大事」。国際舞台のことが頭の片隅にあったとしても、各国代表の集うワイルドナイツでの日々に集中する。
それが自分の進歩のためによいという。
「あまり日本代表のことを意識し過ぎていないのが、逆にいいのかなと思います。毎試合、毎試合、少ない時間でもワイルドナイツのスタンダードでプレーしないといけない」
22日の第12節では、初陣で対峙したブレイブルーパスと再戦する。黒星を喫した直後に、前年度王者との首位攻防戦へ挑むわけだ。
会場は秩父宮。この午後に16番をつけるのに先立ち、「負けた次の試合は大事。出場できたら、何ででも勝利に貢献したいです」と目を見開いた。
取材・文●向風見也(ラグビーライター)
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2日前には、敵地のヤマハスタジアムで目下4位の静岡ブルーレヴズに17―22で敗れていた。
その日に今年度2度目の先発を果たしてフル出場の佐藤は、相手が得意とするスクラムを先頭で体感。押したり、押されたりの末、当日に「出だしのスクラムはよかったんですけど、相手に修正された時に修正しきれなかった」と述懐。時間が経てばこうも続けた。
「後半にアジャストされたというレビューはありました。ただ、スクラムに自信を持っているチームとああいう(安定した)スクラムを組めたことは、僕の自信になりました」
より反省するのは、タッチライン際から球を投じるラインアウトである。
現地では「ゴー! ゴー! レヴズ!」の大声援が鳴り響いていて、佐藤は捕球役の発するサインの声が全く聞こえなかった。そのせいでミスを犯した。
この経験をも、養分に変えたいという。
「大学時代にはあまりなかったことで、新鮮というか、学びになった試合でした」
目指すはワールドカップ出場か。昨春初めて日本代表に選ばれてもいるこの人にとって、2027年のオーストラリアでのビッグステージは最大級のターゲットとなろう。
ただし佐藤その人は、「日本代表になれるような努力はしていますけど、まずはワイルドナイツで信頼を勝ち取るのが大事」。国際舞台のことが頭の片隅にあったとしても、各国代表の集うワイルドナイツでの日々に集中する。
それが自分の進歩のためによいという。
「あまり日本代表のことを意識し過ぎていないのが、逆にいいのかなと思います。毎試合、毎試合、少ない時間でもワイルドナイツのスタンダードでプレーしないといけない」
22日の第12節では、初陣で対峙したブレイブルーパスと再戦する。黒星を喫した直後に、前年度王者との首位攻防戦へ挑むわけだ。
会場は秩父宮。この午後に16番をつけるのに先立ち、「負けた次の試合は大事。出場できたら、何ででも勝利に貢献したいです」と目を見開いた。
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