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バレーボール

CL初優勝を目指すペルージャが4強入り! 石川祐希が最多19得点で大会2度目のMVP選出 好守でもチームを援護

佳子S.バディアーリ

2025.03.23

石川は攻撃だけでなく、守備でも大きな存在感をみせた。(C) Sir Susa Vim Perugia

石川は攻撃だけでなく、守備でも大きな存在感をみせた。(C) Sir Susa Vim Perugia

 現地2月23日以来となる先発だった石川は、試合最多の19得点(アタック18、ブロック1)を記録。4強入りと勝利に多大に貢献したパフォーマンスにより、大会2回目のMVP(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出された。

 特に石川自身がシーズンの課題とするレセプションは、そのほとんどがネット前の司令塔イタリア代表・シモーネ・ジャンネッリへピタリと上がる精巧さ。試合を通して高いクォリティーを保ち、リベロに次ぐ受け数で成功率はA+Bパス82%、Aパスも73%と、非常に高い数値を叩き出した。また、第4セットでタイブレーク回避へチームを先導した働きは、中2日で次戦に臨むチームとって援護となったはずだ。
 
 負傷により欠場したOHトリオの1人、セメニウクにコンディションを尋ねると、「筋肉を少し痛めただけで、様子を見ながら練習に参加できているので安心してほしい」「シーズン最後の大事な試合がまだまだ続くので、チームのためにも今は無理をしたくない。僕らには、“ユウキ”がいるしね」とのこと。取材に訪れていたイタリア人記者たちは、背番号14の次戦先発を予想している。

 なお、ノックアウト方式のCL“ファイナル4”は、現地5月16~18日にポーランド・ウッチ市のアトラス・アリーナで開催(準決勝-初日と2日目、3位決定戦および決勝-最終日)。ペルージャは、4回戦のホーム&アウェーで勝敗を分け合ったハルクバンク・アンカラ(トルコ)と決勝進出を争う。

取材・文●佳子S.バディアーリ

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