他のメディアでは、ブラジルのF１専門サイト『F1MANIA』が「バーレーンで９位入賞を果たした角田は、RB21のドライビングにおいて進化ための正しい道を進んでいる」、『GRANDE PREMIO』は「レッドブルにとっては悪夢のような週末。（中略）再び危機に突入し、チーム内では対立が生まれ、皮肉、辛辣なコメントが飛び交う状態にある。そんな中で唯一、少しでも満足そうだったのは、幾らかのポイントを獲得した角田だけだった」と、それぞれが伝えた。

　またポーランドのF１専門サイト『dziel pasje』は、「ミルトンキーンズのチームは今季、両ドライバーが同じレースでポイントを獲得するまでに、５つの週を過ごすことを強いられた。角田はその任務を果たし、ミッドフィールドでの絶え間ない戦いの末に９位を獲得した」と綴っている。
 
　そしてイタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「やったぞ！　角田がバーレーンで９位に入り、レッドブルで初のポイントを獲得」と日本人ドライバーを祝福し、「スタートは10番手。角田はそのポジションをキープするが、彼とチームメイトの計画を狂わせたのはピットストップでのトラブルだった。ピットの信号が、グリーンに変わらず、ピットボックスでの立ち往生を強いられたのだ」とレースを振り返り、以下のように続けた。

「この問題を除けば、日本人ドライバーのレースは概ね順調だった。ただし、サインツとの接触は別だ。２台はホイール・トゥ・ホイールのバトルになり、スペイン人ドライバーの車は右側のサイドポッドを損傷。しかし、角田には多少の破片が飛んだ以外、大きな影響はなかった。いずれにせよ、これまでの経緯を考えれば、この結果は素晴らしいものだ。それでも角田はもっと上を目指しており、これは彼にとって始まりに過ぎない」

構成●THE DIGEST編集部

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