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モータースポーツ

「最後まで諦めずにやり抜いた」 バーレーンGPでの角田裕毅に対して各国専門メディアは概ね高評価! サインツとの接触については「アグレッシブすぎたかも」

THE DIGEST編集部

2025.04.16

 F1専門サイト『PLANETF1.COM』の採点は「7」で、「角田にとっては、荒れたレースとなった。レッドブルで初めてQ3進出を果たしたものの、前を見るよりも、後方を気にする場面が多かった。カルロス・サインツ(ウィリアムズ)とのバトルでは接触もあったが、スペイン人ドライバーよりは軽傷で済み、その後、新天地での初入賞を記録した」と彼の週末を振り返った。

 オランダの専門メディアでは、『RN365』と『GPBLOG』がいずれも「7」を付与したが、これは前者では全体8番手タイ、後者が7番手タイのものだった。スペインでは、F1専門サイト『F1i.com』が「6」とし、「テストなしでの昇格から2戦目、角田は早くも前任者リアム・ローソン(現レーシングブルズ)のパフォーマンスを上回った」と称賛し、さらに以下のように続けている。

「予選ではQ3進出を果たしたが、フェルスタッペンとの順位の差がわずか3だったことを考えると、とりわけ評価に値する。一方、レースは一長一短の内容に。ペースは良好で、9周目にチャンスを逃さずサインツに仕掛けたオーバーテイクは、レースのハイライトだった。しかしその後、彼をブロックしようとした際の動きで接触があり、さらに数周後にも再び接触。これはややアグレッシブすぎたかもしれない。それでも、レッドブル2台でのポイント獲得をついに実現させた」
 
 スポーツ専門サイトでは、『sportskeeda』も「彼にとって前向きな週末となった。日本人ドライバーはレッドブルでついにポイントを獲得し、これまでのセカンドドライバーと比べても、正しい方向への一歩を踏み出している。フェルスタッペンとの順位の比較でも、レッドブルが求めている位置にほぼ到達しており、これはドライバーにとっても、チームにとっても素晴らしいことだ」と綴り、採点(7)とともに合格点を与えた。

 そして英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、ランキング形式の個別評価で角田を実際の順位より低い「10位」としたが、総評は「厳しい展開だったものの、最後まで諦めずにやり抜いた」という非常にポジティブなものであり、寸評でもその働きぶりを高く評価している。

「今週末は角田にとって困難な戦いであり、レッドブルで初めてQ3進出&初入賞を飾ったにもかかわらず、日本GPよりも厳しかったと言える内容だった。フェルスタッペンと同じ問題に苦しみ、フリー走行では完全に迷走しているように見えたが、予選ではジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)を僅差でかわしてQ3の最後の枠に滑り込んだ。そして決勝でも粘り強く戦い、サインツとの接触を生き延び、おそらくキャリアの中でも最も嬉しいであろう2ポイントを手にした」

構成●THE DIGEST編集部

【動画】角田裕毅が昇格後初のQ3進出で入賞圏内10番グリッドからのスタートを決める!
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