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ラグビー

「プライドを持て!」埼玉WKに屈強な信念の男が復帰 3季ぶり日本一へ、ディラン・ライリーが見据える最終局面「チーム全員で同じ『画』が見られるように」

向風見也

2025.05.07

 身長187センチ、体重102キロ。速さ、強さ、うまさを貫くアウトサイドセンターだ。

 南アフリカのダーバンに生まれてオーストラリアのブリスベンで青春時代を過ごし、2017年に来日した。

 
 練習生契約からスタートした現埼玉パナソニックワイルドナイツへは、恩義がある。初めてプロ選手としてのチャンスをくれたこと、スキルセットの充実をはじめ「選手としての幅を広げてくれた」ことを感謝する。

 だから、活躍するたびに世界中のクラブから注目されたとしても移籍は望まない。姿勢は不変である。

「自分のキャリアにおいて、いまいる環境(ワイルドナイツ)は心地がいい。次のワールドカップ(2027年のオーストラリア大会)に向けても、ここで経験を積んでいきたいです」

 地に足をつける人だ。いまは夏頃からの代表活動の再開よりも、目下進行中の国内リーグワンへフォーカスする。

 この5月には、3シーズンぶりの日本一を争うプレーオフへ参戦する。一時故障で離脱も春になり復帰した戦士は、クライマックスへ歩み出している。

「これからは一貫性とレベルアップが大事。また、最後にピークが来るようにしたい。最終的に(戦い方について)チーム全員で同じ『画』が見られるようにしていきたいです」

ちなみにインタビューは英語で応じるが、質問者の日本語の意味がわかる時も多いようだ。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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