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格闘技・プロレス

今こそプロレスファンに見てほしい橋本大地。“橋本真也の息子”だけでは語れない“大人”のレスラーとしての魅力

橋本宗洋

2025.05.14

橋本はタッグパートナーの神谷を、最後は必殺技ライジングDDTで下した。写真:橋本宗洋

橋本はタッグパートナーの神谷を、最後は必殺技ライジングDDTで下した。写真:橋本宗洋

 だが5.5横浜大会は、年間最大のビッグマッチ。ホームタウンでの開催であり、団体設立30周年の記念大会でもあった。観衆は1657人(満員)。この勢いを次につなげなくてはいけない。

「どこの会場でも今日くらいの入り、満員にして、同じ熱量でお客さんに見てもらって、下のヤツらにこの熱量を常に経験させてあげられる空間を俺らが用意してあげなきゃいけない」
 
 神谷戦は純粋に楽しかった。ただ「これからはこういう試合ばかりじゃなくなってくる」と大地。団体の象徴として、おそらく楽しいばかりではない闘いになってくる。

「ただ俺の信念は、楽しんでプロレスをすることだから。楽しくないことも全力で楽しんでこそ。それを変えたら自分を否定することになるから。逃げねえ、曲げねえ、引かねえ」

 言うまでもなく、橋本大地は“橋本真也の息子”だ。そのイメージは常に付きまとう。しかし試合ぶり、プロレスへの取り組み方、団体に対する思いなど、今の彼は団体の象徴といって間違いない“大人”のレスラーだ。実力だけでなく、自分の“言葉”も持っている。そんな橋本大地だから、今こそ見てほしい。

取材・文●橋本宗洋
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