第2セットも石川の勢いは止まらない。まずは序盤に相手OPの強打をブロックで阻止して、レフトからのブロックアウトでリードを奪う。中盤にはネットから離れた難しいボールを果敢に打ち切ってラリーを制し、レセプションからレフトへ走り込んでのクロス弾で追加点を挙げる。以降、ペルージャは優勢を維持。このセットでアタック決定率75%をマークした石川の攻撃がまたしてもセットポイントを呼び込み、勝利へ王手をかけた。
第3セットは開始から間もなくハルクバンクにエースを決められた後、誤打が出たペルージャは、4連続ブレークを許して苦しい展開を強いられる。だが、ロセルと石川のサーブが元アルゼンチン代表MBセバスティアン・ソレのブロック2本を引き出すなど、ブレークを重ねて相手の背中を捉える。
迎えた後半、連続得点で劣勢を跳ね返した元チュニジア代表OPワシム・ベンタラが、サーブでノータッチエース。直後に石川がレフトからクロスへ鮮やかに打ち込みリードを3点へ広げ、終盤には、インナースパイクを炸裂させて追加点を奪う。そのあと、セット中頃から始まっていたふくらはぎの筋肉痙攣が跳躍に影響を及ぼし、被ブロックと誤打が続いてしまうが、サーブでマッチポイント奪取を演出。2回目のチャンスを迎えたところで、控えリベロに守備を託して石川がベンチへ下がった後、相手のサーブが大きくコートを外れてペルージャが大会通算2回目の決勝進出を果たした。
石川は試合最多の19得点(アタック17、エース1、ブロック1)を記録。第3セットの終わりにふくらはぎの痙攣でコートを降りる石川へ、観客から大活躍を称える盛大な拍手が沸き起った。
ストレート勝利ではあったが、各セットの差は3点以内。会場で声援を送り続けたペルージャのサポーターたちからは、「決勝へ行けるのはイシカワのお陰」、「ユウキがいなかったらどうなっていたことか」、「ペルージャに来てくれてありがとう!」と、決勝進出へチームを導いた背番号14のパフォーマンスに歓喜する称賛の言葉が溢れた。
翌日に行なわれた準決勝のもう1試合は、アルロンCMCワルタ・ザビエルチェが2セットダウンからの大逆転で、JSWヤストシェンブスキ・ヴェンゲルとのポーランド対決を制してファイナル進出。ペルージャとタイトルをかけて対戦することが決まった。
運命の頂上決戦は、日本時間5月19日午前3時に火蓋が切られる。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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第3セットは開始から間もなくハルクバンクにエースを決められた後、誤打が出たペルージャは、4連続ブレークを許して苦しい展開を強いられる。だが、ロセルと石川のサーブが元アルゼンチン代表MBセバスティアン・ソレのブロック2本を引き出すなど、ブレークを重ねて相手の背中を捉える。
迎えた後半、連続得点で劣勢を跳ね返した元チュニジア代表OPワシム・ベンタラが、サーブでノータッチエース。直後に石川がレフトからクロスへ鮮やかに打ち込みリードを3点へ広げ、終盤には、インナースパイクを炸裂させて追加点を奪う。そのあと、セット中頃から始まっていたふくらはぎの筋肉痙攣が跳躍に影響を及ぼし、被ブロックと誤打が続いてしまうが、サーブでマッチポイント奪取を演出。2回目のチャンスを迎えたところで、控えリベロに守備を託して石川がベンチへ下がった後、相手のサーブが大きくコートを外れてペルージャが大会通算2回目の決勝進出を果たした。
石川は試合最多の19得点(アタック17、エース1、ブロック1)を記録。第3セットの終わりにふくらはぎの痙攣でコートを降りる石川へ、観客から大活躍を称える盛大な拍手が沸き起った。
ストレート勝利ではあったが、各セットの差は3点以内。会場で声援を送り続けたペルージャのサポーターたちからは、「決勝へ行けるのはイシカワのお陰」、「ユウキがいなかったらどうなっていたことか」、「ペルージャに来てくれてありがとう!」と、決勝進出へチームを導いた背番号14のパフォーマンスに歓喜する称賛の言葉が溢れた。
翌日に行なわれた準決勝のもう1試合は、アルロンCMCワルタ・ザビエルチェが2セットダウンからの大逆転で、JSWヤストシェンブスキ・ヴェンゲルとのポーランド対決を制してファイナル進出。ペルージャとタイトルをかけて対戦することが決まった。
運命の頂上決戦は、日本時間5月19日午前3時に火蓋が切られる。
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