スペインのF１専門サイト『F1i.com』の採点は「４」で、「元チームメイトのガスリーと同じ戦略を採り、オープニングラップ後にハードタイヤに交換。そして角田がトンネル進入時にミスを犯したことで、その後のシケインでガスリーがオーバーテイクを試みたものの、失敗して激しく接触。幸運にもレッドブルに目立ったダメージはなかったが、その後に幾つかのポジションを失い、レースの大部分で中団のトラフィックから抜け出せずに苦しむこととなった」と、彼のレースを振り返っている。

  　インドのスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「フェルスタッペンとの差は依然として大きく、金曜日の好調を予選に反映できないことが、この日本人ドライバーにとっては痛手となっている。レースでは良いスタートを切れなかったが、その原因は全て予選での不調にあった。彼はこの部分を改善し、さらに前進する必要がある」と批評と提言を展開した（採点は「5.5」）。

　なお、採点ではなくランキング形式を採用しているモータースポーツ専門サイト『THE RACE』では「15位」。「フラストレーションの溜まる週末のパターンが続いている」と総括し、予選以降の角田について以下のように言及している。

「今回も時折良い走りを見せたものの、予選で全体を上手くまとめられず、再びQ２で敗退。彼はトラフィックについて不満を露にしたが、最終アタックではサンデボーテを抜けた上り坂でたった１台に遭遇しただけであり、タイムを上げるチャンスは十分にあったと見られる。レースでは１周目でピットインし、２度目のピットストップを終盤まで引っ張ったことで、彼は午後の大半をトラフィックの中で過ごした」

　またF１専門サイト『F1.com』は、「モナコでの勝者５人と敗者５人」で前者にレッドブルを選定。寸評では「レッドブルは現在、コンストラクターズ・チャンピオンシップで首位マクラーレンに176ポイント差。これはおよそ、７戦分の勝利に相当する数字である」と厳しい状況であることを強調し、角田については「予選で十分な走りができなかったことを認めており、それが日曜日の苦戦に繋がった」と綴った。

構成●THE DIGEST編集部
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