前出の『PLANETF1.COM』は、スペインGPのプレビューで「カタロニア・サーキットは全体的にイモラと似たコース特性を持つため、情け容赦ないマックス・フェルスタッペンが再び先頭集団の“厄介者”になることが予想される」と現王者のパフォーマンスに期待を寄せる一方で、角田についてはQ1敗退もあり得るという厳しい展望を示している。
「イモラでのクラッシュは、彼に対して“警告灯”が点滅し始めたかのような印象を受けた。この時期は、“前任者”セルジオ・ペレスが例年、中だるみを始める頃でもあった。角田はここまで勇敢に戦っており、結果は乏しいながらも、リアム・ローソンのように崩れなかったことで評価はむしろ高まっているようだ。しかし、これから彼の精神力、そしてレッドブルのセカンドドライバーとしての立場が揺らぎ始めることになるかもしれない」
角田に対しては、F1コメンテーターのデイビッド・クロフト氏が「私はユウキのことを否定しているわけではないが、彼が安定して表彰台に立つドライバーか、レースに勝てるドライバーかといえば、統計を見れば分かる通り、そうではない。将来的にはそのレベルに達するかもしれないが、現時点では証明されていない」と指摘し、勝利が求められるレッドブルのドライバーとしての適性に疑問を呈している(英国のF1専門サイト『F1OVERSTEER』より)。
フェルスタッペンは現状について、「チームとしてはもちろん、2台とも可能な限り上位でフィニッシュさせたいと思うものだ。しかし2023年のように良い車があれば速く走れるし、そうなれば他のチームの戦略がどうであれ、結局こちらが勝てる。車が上手く機能して自信を得られれば、自分たちにベストな戦略に従えばいい。我々は自分自身、そしてユウキのために改善を続けていくだけだ」と、「RB21」の進化こそが全ての解決策だと主張した(英国のモータースポーツ専門サイト『MOTORSPORT WEEK』より)
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』で「コンストラクターズ・チャンピオンシップでは、2台がビッグポイントを稼ぐ必要があるが、マクラーレンはそれを実現しており、素晴らしい仕事をしている。我々が彼らに対抗するのは、今季は非常に困難だろう。だから、我々にとっての絶対的な優先事項はドライバーズタイトルである」と明言している。
RB21への適応に苦しむ中で、チームの中でも厳しい立場に置かれようとしている角田だが、フリー走行や予選Q1ではチームメイトに肉迫するだけのポテンシャルを見せているだけに、さらなる前進を早めに遂げたいところだ。レギュレーション変更、コース特性、車のアップデートが、それを後押ししてくれるかどうかに注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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角田に対しては、F1コメンテーターのデイビッド・クロフト氏が「私はユウキのことを否定しているわけではないが、彼が安定して表彰台に立つドライバーか、レースに勝てるドライバーかといえば、統計を見れば分かる通り、そうではない。将来的にはそのレベルに達するかもしれないが、現時点では証明されていない」と指摘し、勝利が求められるレッドブルのドライバーとしての適性に疑問を呈している(英国のF1専門サイト『F1OVERSTEER』より)。
フェルスタッペンは現状について、「チームとしてはもちろん、2台とも可能な限り上位でフィニッシュさせたいと思うものだ。しかし2023年のように良い車があれば速く走れるし、そうなれば他のチームの戦略がどうであれ、結局こちらが勝てる。車が上手く機能して自信を得られれば、自分たちにベストな戦略に従えばいい。我々は自分自身、そしてユウキのために改善を続けていくだけだ」と、「RB21」の進化こそが全ての解決策だと主張した(英国のモータースポーツ専門サイト『MOTORSPORT WEEK』より)
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』で「コンストラクターズ・チャンピオンシップでは、2台がビッグポイントを稼ぐ必要があるが、マクラーレンはそれを実現しており、素晴らしい仕事をしている。我々が彼らに対抗するのは、今季は非常に困難だろう。だから、我々にとっての絶対的な優先事項はドライバーズタイトルである」と明言している。
RB21への適応に苦しむ中で、チームの中でも厳しい立場に置かれようとしている角田だが、フリー走行や予選Q1ではチームメイトに肉迫するだけのポテンシャルを見せているだけに、さらなる前進を早めに遂げたいところだ。レギュレーション変更、コース特性、車のアップデートが、それを後押ししてくれるかどうかに注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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