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モータースポーツ

モナコGP、角田裕毅に対する各国メディアの採点&評価は辛辣…「タイムリミットが近づいている?」

THE DIGEST編集部

2025.05.28

モナコGPでは17位に終わった角田。スペインでの巻き返しが期待される。(C) Getty Images

モナコGPでは17位に終わった角田。スペインでの巻き返しが期待される。(C) Getty Images

 レッドブルの角田裕毅はF1第8戦のモナコ・グランプリで、予選Q2敗退(12番手)が響き、決勝では終始トラフィックに引っかかり、浮上のチャンスを迎えることなく、2周遅れの17位でレースを終えている。

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 イモラ同様にフラストレーションの溜まる週末を送ることとなった日本人ドライバーに対し、各国の専門メディアは当然と言うべきか軒並み厳しい評価を下しており、英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は10点満点の採点で「4.5」を与え、「彼にとっては忘れたい週末となった。Q3進出はならず、レースでは早めのピットストップも奏功せず。その後のレースの大半を『トレイン』の中で過ごすこととなった」と寸評を綴った。

 同採点とした『MOTORSPORT WEEK』も、「またしてもQ2敗退を喫し、決勝ではスタート直後からトラフィックに巻き込まれて身動きが取れなかった。F1で最も多くのレースに出場した日本人ドライバーのひとりとなった週末だったが(95戦で片山右京と並ぶ)、全体的に精彩を欠いた内容となった」と、ネガティブに評している。

 対して『TOTAL MOTORSPORT』は「6.5」と及第点以上の採点としたが、寸評からは「ピエール・ガスリー(アルピーヌ)との小さな接触に巻き込まれる不運があった以外は、クリーンながらも目立たない走りに終始。予選では十分な速さを見せられず、決勝も見せ場に欠ける内容だった」と、ポジティブな記述は見つけられなかった。

『RACE FANS』も同様で、「予選でのペース不足に加え、決勝での戦略も助けにならなかった」として採点は「5」止まり。同国のF1専門サイトはさらに低い「4」を付与し、「『RB21』を駆って迎えた新たな週末は、またしても厳しいものとなった」と伝え、以下のように続けている。

「日本人ドライバーはQ2を突破できず、さらに日曜日は1周目のヴァーチャル・セーフティカー中にピットインする戦略をとったが、これが功を奏したとは言いがたい。というのも、次のピットストップが76周目までなかったからだ。今回の17位という結果が、チームの戦略によるものなのか、それともドライビング自体も影響したのかは明確ではない。しかしいずれにせよ、角田にとって最高の週末ではなかったことは確かだ」

続いてオランダのF1サイト『RN365』は、「『タイムリミット』が近づいているのではないだろうか? またしてもQ2敗退を喫しただけでなく、レッドブルグループのドライバーの中では唯一ポイントを獲得できなかった。さらに悪いことに、フリー走行では好調に見えたにもかかわらず、予選では振るわないパフォーマンスに終わっている」と厳しく指摘し、「3.5」という低採点とした。
 
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