そのフェルスタッペンは、今回の人事を受け、自身のSNSで「最初の勝利から4度のチャンピオンシップ優勝まで、我々は信じられないほどの成功を分かち合ってきた。思い出に残るレースで勝利し、数え切れないほど記録を更新できた。ありがとう、クリスチャン!」と感謝のメッセージを、ホーナー氏に贈っている。
一方、もうひとりのドライバーである角田裕毅も、ボスの解任に反応し、「クリスチャン、今年僕にたくさんのサポートをしてくれて本当にありがとう。あなたがレッドブルで築き上げてきたものを間近で見られて、本当に感動しました。そんな素晴らしいチームの一員にしてくれてありがとう。多くを学ばせてもらい、全てに感謝しています」とSNSに投稿した。 この電撃的な解任劇が今後、チームの行方、フェルスタッペンの去就にいかなる影響を与えるかに関心が寄せられているが、同様に現在、同チームで苦戦している角田にとっても、この件が流れを変えるきっかけとなるかどうかも興味深いところ。英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「(新代表の)メキーズ氏は以前からユウキの“大ファン”だったので、彼にとってもレッドブルでの生活に慣れていくなかで、これからはより良い時間を過ごせる可能性がある」と、ポジティブな展望を示している。
また同国のF1専門サイト『F1 OVERSTEER』は、「ホーナー氏の解任こそが、ツノダにとって復活のきっかけになる可能性がある。後任のメキーズ氏は、ジュニアチーム時代からツノダのことをよく知っており、これまで一貫してその才能を高く評価してきた。彼は25歳の日本人ドライバーの能力を信じており、その信頼が今季序盤に彼が見せた好パフォーマンスを再び引き出すための大きな支えとなるだろう。チーム内に自分を信じてくれる存在がいることは、F1キャリアを左右する大きな要素となる」と綴った。
さらに同メディアは、角田の来季以降のキャリアにも言及し、「今季限りでレッドブルとの契約が終了する彼は、2026年にF1に残れる可能性が『ほぼゼロ』とも言われており、来季よりF1に参戦するキャデラック陣営もツノダに一定の関心を持っているとはいえ、ドライバー候補の優先順位では下位に置かれるなど、現時点では非常に厳しい状況にある」としたうえで、ここでもレッドブルの新体制が彼にプラスの作用を及ぼす可能性を示唆している。
「メキーズ氏の存在は希望の光となるかもしれない。この新チーム代表は今後、後半戦での巻き返しを図るうえで、あらゆる形でツノダに対して支援を行なっていくはずである。ツノダがここ数年で着実に成長してきたことを誰よりも理解している人物こそ、このフランス人(メキーズ氏)なのだ。今のツノダに必要なのは、まさにこのような『内側からの信頼と後押し』である」
構成●THE DIGEST編集部
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一方、もうひとりのドライバーである角田裕毅も、ボスの解任に反応し、「クリスチャン、今年僕にたくさんのサポートをしてくれて本当にありがとう。あなたがレッドブルで築き上げてきたものを間近で見られて、本当に感動しました。そんな素晴らしいチームの一員にしてくれてありがとう。多くを学ばせてもらい、全てに感謝しています」とSNSに投稿した。 この電撃的な解任劇が今後、チームの行方、フェルスタッペンの去就にいかなる影響を与えるかに関心が寄せられているが、同様に現在、同チームで苦戦している角田にとっても、この件が流れを変えるきっかけとなるかどうかも興味深いところ。英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「(新代表の)メキーズ氏は以前からユウキの“大ファン”だったので、彼にとってもレッドブルでの生活に慣れていくなかで、これからはより良い時間を過ごせる可能性がある」と、ポジティブな展望を示している。
また同国のF1専門サイト『F1 OVERSTEER』は、「ホーナー氏の解任こそが、ツノダにとって復活のきっかけになる可能性がある。後任のメキーズ氏は、ジュニアチーム時代からツノダのことをよく知っており、これまで一貫してその才能を高く評価してきた。彼は25歳の日本人ドライバーの能力を信じており、その信頼が今季序盤に彼が見せた好パフォーマンスを再び引き出すための大きな支えとなるだろう。チーム内に自分を信じてくれる存在がいることは、F1キャリアを左右する大きな要素となる」と綴った。
さらに同メディアは、角田の来季以降のキャリアにも言及し、「今季限りでレッドブルとの契約が終了する彼は、2026年にF1に残れる可能性が『ほぼゼロ』とも言われており、来季よりF1に参戦するキャデラック陣営もツノダに一定の関心を持っているとはいえ、ドライバー候補の優先順位では下位に置かれるなど、現時点では非常に厳しい状況にある」としたうえで、ここでもレッドブルの新体制が彼にプラスの作用を及ぼす可能性を示唆している。
「メキーズ氏の存在は希望の光となるかもしれない。この新チーム代表は今後、後半戦での巻き返しを図るうえで、あらゆる形でツノダに対して支援を行なっていくはずである。ツノダがここ数年で着実に成長してきたことを誰よりも理解している人物こそ、このフランス人(メキーズ氏)なのだ。今のツノダに必要なのは、まさにこのような『内側からの信頼と後押し』である」
構成●THE DIGEST編集部
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