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格闘技・プロレス

仙女YUNAに“スターダム若手戦線への参入”を要求… ジュニア王者・さくらあやが突き付けた条件に含まれた思いとは?

橋本宗洋

2025.07.28

YUNAもドロップキックの連打などで応戦したが、最後はさくらがジャーマンスープレックスで勝負を決めた。写真:橋本宗洋

YUNAもドロップキックの連打などで応戦したが、最後はさくらがジャーマンスープレックスで勝負を決めた。写真:橋本宗洋

 レスリング合同練習でも、タックルでテイクダウンし相手を抑え込むといった“強さの根本”のような部分への意識が高くなったという。他団体の選手たちとの練習で、仲間意識もライバル意識も強くなった。

 YUNAに対しても負けたくないという気持ちとともに、もっと強くなってほしいという気持ちがある。だからスターダム参戦を提案したのだ。

 
「個人的にはNEW BLOOD(スターダムの若手興行)レギュラーでもいいと思います。スターダムの若手全員と当たってほしい。自分よりキャリアが下の選手と闘うのもいい経験になるんです」

 YUNAは仙女で最もキャリアが浅い。同期の丸森レアは退団し、現在は瀬戸レアとしてマリーゴールド所属に。他団体の選手を除けば先輩と対戦することがほとんどだ。

 さくらとしては、そんなYUNAに、もっと若手同士で揉まれる経験をしてほしいのだ。自分よりキャリアが下の選手との対戦も、決して楽ではないという。

「後輩と試合すると“自分が引っ張らなきゃ”となるし、何より負けられない。逆に向こうは先輩を食ってやるという気持ちで挑んでくるので。私が長期欠場して、復帰したら後輩がデビューしてたんですよ。だから余計にそう感じます」

 下からの突き上げも成長につながる。さくらは後輩の玖麗さやか、八神蘭奈のおかげで強くなれたところもあると感じているそうだ。

 YUNAのスターダム参戦は未定。仙台からの移動やスケジュールなど調整も必要だが、さくらが若手全体を見て考えたことなのは間違いない。さくらの言うようにライバル意識も仲間意識もあるからこそ、女子プロレス若手戦線は面白い。そしてそれは、未来への期待感にもつながってくるのだ。

[追記]YUNAは8月3日の仙女・仙台PIT大会でスターダムの鉄アキラと対戦することが決定した。この試合はジュニア王座の次期挑戦者決定戦として行なわれる。

取材・文●橋本宗洋
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