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食と体調管理

「まだ行ける、もっともっと行ける」さらなる進化を続けるスラッガー・吉田正尚の原動力となる無限の向上心とパフォーマンスを支える食生活

SLUGGER編集部

2022.07.01

■向上心の原動力

――吉田選手は常々、どんなに活躍しても「満足していません」と話すことが多いです。そういったハングリー精神を持つにはどうしたらいいか、子どもたちに向けてお話しいただけますか?

 野球は失敗の多いスポーツなので、その日は良くても次の日は駄目、ということはよくあります。

 僕は常に満足することがないというより、「まだ行ける、もっともっと行ける」という感じでいるんです。もちろん、ある程度は目標を持って、達成感を感じることも必要だと思います。成功体験を積み重ねながら、1個1個自分の段階を上げていければいいと思います。

――課題の見つけ方や、それを克服するためのアプローチの仕方を教えてください。

 考えてしっかりそこを打破していくことが大切だと思います。もう駄目だ、とすぐ諦めるんじゃなくて、しっかりそこに向き合っていくことが大切だと思います。

――最後に夢を追いかける次世代の子供たちに、アドバイスをお願いします。

 周りの方のサポートも大事だと思いますし、巡り合わせも大事ですが、とにかく夢中になれるものを見つければ頑張れると思います。

 やっぱり好きなことには、向上心も生まれると思いますので、そういうものに早く出会ってほしいですね。これからチャレンジしていくなかで自分のやりたいこと、夢中になれることを見つけていってほしいと思います。


吉田 正尚(よしだ まさたか)
1993年7月15日生まれ、173cm、85kg
オリックス・バファローズ所属/右投げ・左打ち/背番号7
敦賀気比高-青山学院大-オリックス(2015年ドラフト1位指名)

 敦賀気比高で甲子園に2度出場。進学した青山学院大では入学直後の1年春から4番を任され、大学日本代表でも4番として活躍。15年のドラフト1位にてオリックスへ入団。

 18年から3年連続全試合出場、OPS.950以上を記録。昨シーズンは21本のホームランを放つ一方で、三振が驚異的に少なく、出塁率、長打率、OPSでもリーグ1位に輝くなど、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。20年、21年と2年連続で首位打者を獲得した日本球界を代表するスラッガー。

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