３戦連続の11位フィニッシュを回避した角田について、『THE RACE』は「F１のキャリアにおいてはまだ懐疑的な見方が消えていない中で、2023年シーズンの序盤にして、彼は個人的な信頼を高めた」「唯一のマイナスポイントは、アップグレードされたフロアをフリー走行でのスピンで壊し、以前のものに戻すことになったことだが、新型のフロアで決勝に臨んだニック・デ・フリースを比べると、より角田の“勝利”が巨大なものに見える」とポジティブに綴った。
  　３度目のレース再開時のグリッドについては、ハースが抗議し、これが認められれば角田の５位フィニッシュもあり得たが、後に訴えは棄却。また、サインツの５秒ペナルティーに対し、本人だけでなく、接触されたフェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）も「厳しすぎる」と疑問を呈するなど、今回のレース運営や判定は物議を醸すこととなったが、角田は粘り強くドライビングを続け、最後までコースに残り続けたことで結果を残したわけであり、ポイント獲得の価値が下がることはないと言えよう。

構成●THE DIGEST編集部
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