アルファタウリの角田裕毅にとって、2023年のF1のスタートは大きな悔しさの残るものとなった。
【動画】激しいタイムアタック! 角田裕毅、第2戦の予選は惜しくもQ1敗退… 開幕戦のバーレーン・グランプリでは、非力な新型車「AT04」の力を十二分に引き出して14番グリッドから徐々に順位を上げ、終盤には10番目のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)に肉迫するも、ストレートでの速さで勝る相手を抜くことはできず、1秒差でポイントを逃した。
続くサウジアラビアGPは、さらにフラストレーションの溜まる展開となり、16番手からのスタートとなるも、戦略が当たって一時は8番手を走行。アルピーヌ勢に抜かれた後、ケビン・マグヌッセン(ハース)相手に抵抗を見せたが、残念ながらポイント圏内を守り切ることはできず、2戦連続で11位フィニッシュとなった。
角田は「全ての力を尽くせたし、車の力を可能な限り引き出した」「エンジニアやメカニックはとても良い仕事をしてくれた」とある程度の満足感を示しながらも、2戦を終えてノーポイントはF1でのキャリア初のことであり、それも僅差での取り逃がしということで、「チーム全員にとってのフラストレーションとなった」と悔しさを隠さず、また「毎周で少なくともコンマ数秒を削ることが必要」と指摘している。
ただ、必死に力を尽くしている日本人ドライバーについて、海外メディアは2レースともに軒並み高評価を下しており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「このポイントレスは彼のキャリアを救うかもしれない」と題した記事で、「角田にとって重要なシーズンにおけるパフォーマンスは、AT04のそれを差し引けば、非常にポジティブなものに感じられる」と綴った。
「22 歳の彼は今季、 いずれも11位でレースを終えており、過去18戦を振り返るとわずか1回(昨季のアメリカGPで10位)しかポイント圏内でのフィニッシュを決めていない。 しかし、彼が今季2度の週末で、チーム代表のフランツ・トストが激しく批判した車を駆ってトップ10に近づいたという事実は、彼自身にとってはシーズンの良いスタートとなったことを表わしている」
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続くサウジアラビアGPは、さらにフラストレーションの溜まる展開となり、16番手からのスタートとなるも、戦略が当たって一時は8番手を走行。アルピーヌ勢に抜かれた後、ケビン・マグヌッセン(ハース)相手に抵抗を見せたが、残念ながらポイント圏内を守り切ることはできず、2戦連続で11位フィニッシュとなった。
角田は「全ての力を尽くせたし、車の力を可能な限り引き出した」「エンジニアやメカニックはとても良い仕事をしてくれた」とある程度の満足感を示しながらも、2戦を終えてノーポイントはF1でのキャリア初のことであり、それも僅差での取り逃がしということで、「チーム全員にとってのフラストレーションとなった」と悔しさを隠さず、また「毎周で少なくともコンマ数秒を削ることが必要」と指摘している。
ただ、必死に力を尽くしている日本人ドライバーについて、海外メディアは2レースともに軒並み高評価を下しており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「このポイントレスは彼のキャリアを救うかもしれない」と題した記事で、「角田にとって重要なシーズンにおけるパフォーマンスは、AT04のそれを差し引けば、非常にポジティブなものに感じられる」と綴った。
「22 歳の彼は今季、 いずれも11位でレースを終えており、過去18戦を振り返るとわずか1回(昨季のアメリカGPで10位)しかポイント圏内でのフィニッシュを決めていない。 しかし、彼が今季2度の週末で、チーム代表のフランツ・トストが激しく批判した車を駆ってトップ10に近づいたという事実は、彼自身にとってはシーズンの良いスタートとなったことを表わしている」
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