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食と体調管理

「本当にやりたいスポーツに出会えた」スカイランニングと山岳スキーの2種目で世界へ挑む上田絢加の原動力と食習慣

酒井政人

2023.06.01

■食生活について

──幼少期や学生時代の食生活について教えてください。

 自分で何か意識したことはないんですけど、母親が栄養バランスを考えてくれていたのかなと思います。そのなかで、子どものころはきのこと貝類が苦手でした(笑)。

──現在、アスリートとして食生活で意識していることはありますか?

 忙しいときも彩りには気をつけています。「まごわやさしい」(豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いもの頭文字)は意識していますね。最近は栄養士さんのアドバイスを聞いて、細かな栄養素まで落とし込んで食事をするようにしています。

──海外遠征中の食事や栄養管理はどのようにされているのでしょうか?

 食事付きのホテルに泊まることが多いんですけど、海外では発酵食品が少ないんです。なので、レトルトの味噌汁などは結構持って行きますね。あと海外で提供される食事は日本食よりカロリーがどうしても高くなるので、食事量などは調節します。
 

■きのこについて

──食材としてのきのこについての印象はいかがですか?

 子どもの頃は苦手だったんですけど、栄養の勉強をして、その印象が大きく変わりましたね。とらなきゃいけない意識になりましたし、山に行くときのこがたくさん生えているので、親しみを覚えました。食べるようになったら、どんどん好きになってきたんです。

──好きなきのこ料理があれば教えてください。

 野菜炒めに入れたり、えのきの肉巻きなどですね。簡単な調理でもおいしく食べられるので、助かっています。

──きのこの栄養的な価値はどのように感じていますか?

 きのこはビタミンBやビタミンDが多く、他の食材ではとりにくい栄養素も豊富です。スカイランニングは上に移動するスポーツなので、体重が軽い方が有利になる。カロリーが低いのも有難いですね。

──きのこには腸内環境を改善する働きも報告されています。腸の状態、腸活について意識したことはありますか?

 便秘で困ったことは数年ありませんし、海外に行ってもお腹を下すこともないんです。きのこだけでなく、お味噌やヨーグルトなど発酵食品も大好きなので、その効果が出ているのかもしれません。
 

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