一方で、予選ラウンド第3週(フィリピン)の中国戦(7月4日)を、印象に残る試合に挙げたのは、南部正司・男子強化委員長(元男子代表監督)だ。
第3週の初戦。勝利はしたが、世界ランキング22位の中国を相手に24-26、25-23、21-25、25-23、15-12のフルセットという薄氷を踏む勝利だった。
第1セット、高橋藍や小野寺太志(サントリー)のサーブでリードをし、18-9と一方的な展開に。しかし、サーブレシーブが乱れて落とす波乱の幕開け。第2セットは奪い返したものの、第3セットも取られ王手をかけられ、OH富田将馬(東レ)やリベロ小川智大(名古屋)ら途中出場組の活躍で中国を下した。
「ほとんどの方が、試合前にここは簡単に抜けていくと思われたと思います。どう考えても、戦力的には中国の方が落ちるんです。だからと言って、選手は相手が格下でも、油断をしたり手を抜いたりしていたわけではありません。どんな相手にも、いつもベストコンディションで試合が出来るとは限らない中で、大接戦を制して勝ち切ったところを見て、精神的にたくましくなったと感じました。格下の相手に負けると、世界ランキングのポイントが一気に落ちてしまいますから、よく頑張ったと思います」と、評価した南部強化委員長。
ブラン監督の指導方針も、選手が個々の能力を上げることにつながっている。データ重視のバレーボールだが、意外にもブラン監督は結果重視だという。
石川は言う。「フィリップ監督は、割と結果重視なんです。ポジショニングなどはもちろんデータ重視なのですが、もし(位置取りが)間違っていてもボールを上げればOKになるという感じです。また、『見て動け』とよく言われるので、選手の感覚やセンスを大事にするタイプだと僕は思っています。自由度が多いという感じはします。その分、外れてしまったら責任が出てきますが」。
ブラン監督は「監督の仕事の第一は、選手が来たボールに対し、ベストの選択が出来るようにすること。最後にものを言うのは、選手それぞれが戦況を読んだ上でベストな選択が出来ること。チームのシステムに組み入れながらも、選手個人が自由にベストな選択をしてほしい」と語る。
データを超えた部分でのプレーにリスクは伴うが、選手はそのリスクを少なくするために、練習や試合を通して感性を磨き続け、それぞれが切磋琢磨し合うことでチーム力が自然とついてくるというわけだ。
第3週の初戦。勝利はしたが、世界ランキング22位の中国を相手に24-26、25-23、21-25、25-23、15-12のフルセットという薄氷を踏む勝利だった。
第1セット、高橋藍や小野寺太志(サントリー)のサーブでリードをし、18-9と一方的な展開に。しかし、サーブレシーブが乱れて落とす波乱の幕開け。第2セットは奪い返したものの、第3セットも取られ王手をかけられ、OH富田将馬(東レ)やリベロ小川智大(名古屋)ら途中出場組の活躍で中国を下した。
「ほとんどの方が、試合前にここは簡単に抜けていくと思われたと思います。どう考えても、戦力的には中国の方が落ちるんです。だからと言って、選手は相手が格下でも、油断をしたり手を抜いたりしていたわけではありません。どんな相手にも、いつもベストコンディションで試合が出来るとは限らない中で、大接戦を制して勝ち切ったところを見て、精神的にたくましくなったと感じました。格下の相手に負けると、世界ランキングのポイントが一気に落ちてしまいますから、よく頑張ったと思います」と、評価した南部強化委員長。
ブラン監督の指導方針も、選手が個々の能力を上げることにつながっている。データ重視のバレーボールだが、意外にもブラン監督は結果重視だという。
石川は言う。「フィリップ監督は、割と結果重視なんです。ポジショニングなどはもちろんデータ重視なのですが、もし(位置取りが)間違っていてもボールを上げればOKになるという感じです。また、『見て動け』とよく言われるので、選手の感覚やセンスを大事にするタイプだと僕は思っています。自由度が多いという感じはします。その分、外れてしまったら責任が出てきますが」。
ブラン監督は「監督の仕事の第一は、選手が来たボールに対し、ベストの選択が出来るようにすること。最後にものを言うのは、選手それぞれが戦況を読んだ上でベストな選択が出来ること。チームのシステムに組み入れながらも、選手個人が自由にベストな選択をしてほしい」と語る。
データを超えた部分でのプレーにリスクは伴うが、選手はそのリスクを少なくするために、練習や試合を通して感性を磨き続け、それぞれが切磋琢磨し合うことでチーム力が自然とついてくるというわけだ。
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