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食と体調管理

「悔しい経験をプラスに活かせるよう」なでしこジャパン・清水梨紗が挑む二度目の五輪。さらなる成長を支える食生活

サッカーダイジェスト編集部

2024.03.01

写真:サッカーダイジェスト

写真:サッカーダイジェスト

■食生活、キノコに関して

――食材としてのきのこについての印象は教えてください。きのこは日常的に食べていますか?

 私の家族は全員がきのこ好きなので、小さい頃から食卓にきのこ類が多く、馴染みのある食材ですね。中でもしめじの肉巻きが好きでよく母に作ってもらっていました。それもあって、今もきのこは好きで食べることは多いです。イギリスで暮らしていると限られたきのこの種類しかないですが、イギリスでもきのこはよく使うようにしています。お鍋に入れたり、ホイル焼きにしたりして食べるのが好きです。

――きのこを使った料理で好きなものがあれば教えてください。

 今は海外に住んでいるので、マッシュルームくらいしか簡単に手に入りません。日系のスーパーに行った時に買ったものを冷凍して、それをお鍋に入れたり、ホイル焼きにして食べるのが好きです。

――きのこは低カロリーで栄養価の高い食材として注目されていますが、そういった栄養的な価値はご存じでしたか? 

 あまり詳しいことは知らなかったのでこれを機にいろいろと勉強したいと思います
 
――現在の食生活を教えてください。また海外生活において食事で苦労することはありますか?

 初めて自炊をして生活しています。食事制限はあまりしたことがなくて、ちゃんと3食ご飯を食べることを意識しています。もともと、たくさん食べられるほうではないので、トレーニング後の補食をして、足りない栄養やエネルギーを小まめに補給する工夫はしています。練習後のお昼はチームで出してもらっています。朝はオプションなのですが、自分はお米が食べたいので、朝夕は自炊です。

――幼少期や学生時代の食生活について教えてください

 実は、小さい頃は緊張するタイプだったので、試合前はいつもよりエネルギーを蓄えないと、食べなきゃとプレッシャーも感じていて、苦しかった思い出があります。

――競技で活躍するために食事や栄養管理で工夫していること、意識していることはありますか?

 普段の食事のルーティンとして、試合前はエネルギーになる炭水化物を沢山摂ることを心がけています。逆に試合後はなかなか食が進まないので、食べやすく疲労回復を重要視して食事するのを心がけています。

 代表ではシェフに帯同してもらえるようになって、料理の作り方やコツなどから、栄養面でのアドバイスももらっています。食事は良いプレーをする上で欠かせない要素。今は食に興味を持つ選手が増えてきていると感じます。

――きのこには腸内環境を改善する働きも報告されています。腸の状態、腸活について意識したことはありますか?

 体が疲れてくると、お腹が張りやすくて、腸内環境が良いときはコンディションがいいと感じるので自分の調子を知る目安になっているのかなと思います。疲れを取りたい時は刺激を与えず、腸内環境を整えるようにしています。特に食物繊維などは不足しがちなので、海外生活では意識して摂っています。
 

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