専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
競馬

「あの時できなかったことを…」クロノジェネシス以来、4年ぶりGⅠ制覇をもぎ取った鞍上と陣営の固い“絆”。来春クラシック候補と再び夢舞台へ【ホープフルS】

三好達彦

2024.12.30

 2着のジョバンニは、勝負どころでごちゃついて、いわゆる「踏み遅れ」が生じての敗戦となったものの、上がり3ハロンはクロワデュノールを0秒1上回る34秒8を計時しており、ポテンシャルの高さを示す走りを披露した。伸びやかな馬体は距離が延びてさらに良くなる可能性を感じさせるもので、来春の日本ダービーに向かっての成長を注視したい馬だ。

 3着のファウストラーゼンは、道中で思い切りよくまくって出た杉原誠人騎手の好騎乗が目立った。またこのレースから装着したブリンカーの効果も侮れず、直線でも集中力を切らさずにゴールまで走り抜いたところは評価できる。父は近年の欧州において傑出した存在だったフランケル(Frankel)の産駒、モズアスコット。その初年度産駒から活躍馬が出たことによって、より大きな注目を集めるだろう。
 
 マジックサンズやピコチャンブラック、マスカレードボール(牡/美浦・手塚貴久厩舎)など大崩れした上位人気馬は、思わぬスローペースに走りを乱され、幼さを出したのが敗因だと見えた。まだここで見限らず、評価は来春に持ち越しとするべきだろう。

文●三好達彦

師走の中山競馬場で行なわれた今年最後のGⅠの裏で、電撃引退した怪物馬の「13」が再脚光

64年ぶりの3歳牝馬Vはなぜ完遂できたのか。敏腕トレーナーが語った「斤量の優位性」「主戦乗り替え」の思惑が復活走に導く【有馬記念】

京都競馬場で起きた、ただならぬ“異変”――。スマホ使用で即日『騎乗停止』になった岩田康誠騎手のジョッキーパンツを複数騎手が着用して出走
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号