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食と体調管理

「最後までやり続けることで何かをつかめる」女子バスケットボール・宮崎早織の競技ヘの向き合い方と支える食習慣

矢内由美子

2025.02.05

写真提供:GettyImages

写真提供:GettyImages

―パリオリンピックに向けて、恩塚亨ヘッドコーチが指揮を執りました。宮崎選手は立場にも役割にも変化があったのではないかと思います。

 試合に出る機会が増えたことが大きな部分だと思います。恩塚HCから言われていたのは「スピードでかき回す」ということです。そこは自分の役割だと考えてプレーしていました。

―パリオリンピックではアメリカ、ドイツ、ベルギーと同組という厳しいグループを戦い、予選リーグ敗退となりました。振り返って頂けますでしょうか?

 全体的に見ると私たちは銀メダル以上のものを狙っていたので、望んでいた結果ではありませんでした。でも、私自身は東京オリンピックからの3年間、すべてをかけて頑張っていましたし、個人のパフォーマンスは悪くなかったと思っています。

 東京オリンピックの時に感じた、試合に出られない悔しさや、コートに立った時に通用しなかった悔しさを晴らすことは出来たのではないかと思っています。パリは、個人的にはすごく楽しめたオリンピックでした。
 
―ここからは食事面についてお尋ねします。まず、幼少期の食生活について教えてください。

 小さい頃から食べることが好きだったので、ご飯をたくさん食べていました。家で出てくるご飯やお惣菜が好きで、1日3食しっかり食べていました。また、祖母が作ってくれる炒り卵をご飯の上にかけて、東北限定の「味どうらくの里」という甘めの醤油をつけて食べるのが好きでした。

―和食が多かったようですね。

 はい。基本的にパンよりお米が出ていましたし、今となってはそれがすごく良かったと思います。ご飯の方がパンより消化がいいし、エネルギーにもなりやすいし、腸にもいいので、アスリートとしてはお米が好きになる環境で育って良かったなと思います。

―現在はグルテンフリーの食生活をしているのですか?

 “なるべくグルテンを摂らないようにする”という感じです。パンも食べたい時は食べますけど、基本は全部お米です。

―子どもの頃の病気などは?

 私はお腹が弱くて、緊張するとお腹を下してしまうことがたびたびありました。お腹を冷やさないように母はいつも温かいお茶を煎れてくれていたのですが、それでも胃腸系は結構弱かったです。

―海外遠征時に食事で苦労することはありましたか?

 まず、基本的に海外がめちゃめちゃ苦手なので、代表に入って一番苦痛だったのは海外遠征があることでした。食事も、海外の料理は香辛料がついてたり匂いがきつめだったりすることがあったので全般的に苦手で、海外に行くと体調崩すことが多かったです。

―食事の工夫や日本から持参していた食品はありますか。

 いつも持って行ってたのは味噌汁とふりかけ、お茶。基本的に白米は海外遠征時にも出るので、いつも白米は食べています。
 

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