そして英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』、『THE RACE』は、いずれも「モナコGPの勝者と敗者」という企画において角田を「敗者」に選定。前者は「ここ２戦、角田にとっては非常に厳しい週末が続いており、レッドブルでの進展の兆しはほとんど見られていない。モナコで最も重要とされる予選でQ３進出を逃した時点で、厳しい日曜日の午後になるのは明らかだった。そしてその予選では、依然としてフェルスタッペンに大きく差をつけられている」と厳しく評した。
 
　さらに同メディアは、「最終的に角田は、４人のレッドブル・グループのドライバーの中で最下位フィニッシュ（フェルスタッペンは４位、レーシングブルズのアイザク・ハジャーは６位、リアム・ローソンは８位）。このような精彩を欠くパフォーマンスが今後も続くようであれば、確実にプレッシャーがかかってくるだろう」と、今後に向けても厳しい展望を示している。

　後者の寸評もかなり厳しいもので、「自ら招いた、フェルスタッペンとのマシンスペックの差は置いておくとしても、角田はレッドブル・ドライバーとしてますます袋小路に迷い込んでいるように見える。サーキットの種類や、レッドブルのマシンとの相性に関係なく、同じパターンが繰り返される……金曜日にはチームメイトに対してそれなりに接近して見えるが、週末が進み、路面グリップやリスクレベルが上がるにつれて、その差は深い溝へと広がっていく」と指摘し、以下のように続けた。

「今回、角田は４人のレッドブルのドライバーの中で最も悪い結果だった。今季、２戦目終了後にシートを入れ替えることになったあのローソンにさえ、後れをとったのだ。レッドブルが角田を選んだ理由が何だったにせよ、それが結果として表われているようには見えない。これまでのところ、まるでセルジオ・ペレスのような状況だ。ただし、彼にあった好成績が角田にはなく、低迷だけが続いている……という点でさらに悪い」

構成●THE DIGEST編集部

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