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食と体調管理

平野美宇が東京五輪で「卓球への理解が深まった」という毎日欠かさず行なったこと

保坂明美

2021.10.01

9月14日Tリ―グの会場にて。東京オリンピック団体銀メダル獲得のお祝いとTリーグ特別表彰の授与セレモニーが行なわれた。写真:徳原隆元

9月14日Tリ―グの会場にて。東京オリンピック団体銀メダル獲得のお祝いとTリーグ特別表彰の授与セレモニーが行なわれた。写真:徳原隆元

――現在平野選手はもちろん、石川佳純選手、伊藤美誠選手や早田ひな選手など、強い選手がたくさんいると思いますが、こうやって色んな選手が出てくる卓球界についてどう思いますか? 

「私たちの世代はとても強いですし、同年代、他の世代にもたくさん強い選手が出てきているので、本当に卓球界としてはすごくいいと思う反面、自分がそこでやっぱり勝たないと意味がないと思うので、その中で一番の選手になりたいですね」 

 ――東京五輪オリンピックを見て、卓球選手になりたいと思った子どもたちや、現在も卓球のチームで頑張っている子どもたちに向けて先輩として何かアドバイスをお願いします。

 「やっぱり食事や睡眠が自分を作ると思うので、特に若い子はたくさん、バランスよく食べて、たくさん寝るっていうことが強くなるためことに大事じゃないかなと思います。」 

――平野さんはよく寝る方ですか? 

 「私の理想とする睡眠時間は9時間なのですが、最低でも8時間は寝るようにしています。ずっとそれぐらいのペースでやっていたので、自然に9時間か8時間ぐらい経ったら起きます。もうリズムができて、12時ぐらいになったら眠くなってきて、9時ぐらいには目覚ましをかけなくても起きられるようになりました」 

 ――やっぱり規則正しい生活が大事なわけですね? 

 「そうですね、休みだったとしてもやっぱり体内時計はあまり崩ない方がいいと思うので、しっかり朝ご飯を食べたり、夜更かししないことは大事だと思います」 

 ――スポーツを頑張っているジュニアアスリートや、大人の方に向けてエールを贈ってください。

 「自分のやりたいことを楽しくできるのが一番大事だと思うので、自分を信じて頑張ってほしいです。」 

 ――平野選手が考える卓球の魅力っていうのはどこにありますか? 

「体型とか体格とか年齢とかあまり関係ないので、どんな方でも楽しめるのがすごく良いところですし、見ていても面白いと思ってもらえるように、私たちももっと頑張っていきたいです」 

【プロフィール】 
平野美宇(ひらの・みう) 日本生命所属
2000年4月14日生まれ。158センチ/51キロ 静岡県生まれ、山梨県出身。 
 「超高速」と呼ばれる速いテンポの攻撃が持ち味。3歳から母親が指導する教室で卓球を始め、4歳で全日本選手権・バンビの部出場を皮切りに数々の最年少記録を更新する。2016年リオ五輪では補欠として同行するも試合に出られず悔しい思いを味わうも、史上最年少の16歳でW杯を制覇。17年世界選手権では日本人選手として48年ぶりのメダルを獲得した。東京五輪では女子団体戦で銀メダルに輝く。インスタグラム(@miu_hirano)も人気。 

取材・文●保坂明美

「身体が一番大事」。「きのことパスタの組み合わせが好きです」。未公開インタビュー公開中!

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