女子サッカーの欧州王者を決するビッグイベント「EURO2025」は、前回王者イングランド代表が優勝候補筆頭だったワールドカップ王者のスペイン代表をPK戦の末に下して連覇を達成した。
【記事】「奇跡の連続」でイングランド女子代表が世界王者スペインを下してEURO連覇を達成! 優勝ボーナスは男子の10分の1程度だが…
スイスで開催された通算14回目のこのコンペティションは、かつてないほどの活況を呈し、観客動員では歴代最高を記録。総観客数は前回イングランド大会の57万4875人を大きく上回る「65万7291人」。イングランドが巨大なスタジアムを多く有し、開幕戦や決勝戦で一気に多くの数字を伸ばしていたことを考えると、中・小規模のスタジアムが多いスイスでのこの記録は、驚異的と言えよう。グループステージだけでも46万1582人(4年前は36万9314人)に達している。
1試合平均の観客数は初めて2万人を超えたが、16か国によって展開された31試合のうち、わずか2試合を除く全ての試合でチケットは完売。またグループステージでは、ドイツ対デンマーク戦に3万4165人が来場して開催国が絡まない試合での観客動員記録を樹立したが、驚くべきはこれが今大会中に6回も更新されたことだ。また、ドイツのみで1万7000枚以上のチケットが販売されたのも史上最多だという。
スペインの英字新聞『SUR in English』は、「EURO2022の時点で、大会はすでにスポーツ面・社会面の両方で大成功を収めていたが、今回スイスで開催された大会は、前例のない記録を打ち立て、あらゆる面で新たな基準を築いた。単なる数字を超えて、この大会はまさに“勝利”に満ちていた。8つのスタジアムの内外での雰囲気は素晴らしく、熱狂的なファン、活気ある街並み、満員の会場、事件のなさなど、全てが大会の成功を裏付けていた」と伝え、その成功ぶりを以下のように表現した。
「31試合全てのスタンドが、これまでにないほどカラフルで賑わった。この盛況ぶりは、『イベルドローラ(スペインに本拠を置く多国籍電力公益企業)』が支援しているにもかかわらず、週末ごとに空席が目立つスペイン国内女子リーグでの光景とは対照的だ。また、先日アメリカで開催された男子のFIFAクラブワールドカップの寒々しさ、観客との距離感、混乱とは全く異なる雰囲気を持っていた」
また同メディアは、ピッチ上においても、総得点数が「106」と、初めて3桁に達したことで「技術面でも史上最も豊作な大会」と称賛(グループステージでは89点でこれも史上最多)。ちなみに1試合の最多得点はスペイン対ベルギー戦の「6-2」でこれは歴代タイ記録、イングランドの大会中全得点者「11人」は2009年フィンランド大会でのドイツの「10人」を更新し、スペインがこれに「10人」で続いた。
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スイスで開催された通算14回目のこのコンペティションは、かつてないほどの活況を呈し、観客動員では歴代最高を記録。総観客数は前回イングランド大会の57万4875人を大きく上回る「65万7291人」。イングランドが巨大なスタジアムを多く有し、開幕戦や決勝戦で一気に多くの数字を伸ばしていたことを考えると、中・小規模のスタジアムが多いスイスでのこの記録は、驚異的と言えよう。グループステージだけでも46万1582人(4年前は36万9314人)に達している。
1試合平均の観客数は初めて2万人を超えたが、16か国によって展開された31試合のうち、わずか2試合を除く全ての試合でチケットは完売。またグループステージでは、ドイツ対デンマーク戦に3万4165人が来場して開催国が絡まない試合での観客動員記録を樹立したが、驚くべきはこれが今大会中に6回も更新されたことだ。また、ドイツのみで1万7000枚以上のチケットが販売されたのも史上最多だという。
スペインの英字新聞『SUR in English』は、「EURO2022の時点で、大会はすでにスポーツ面・社会面の両方で大成功を収めていたが、今回スイスで開催された大会は、前例のない記録を打ち立て、あらゆる面で新たな基準を築いた。単なる数字を超えて、この大会はまさに“勝利”に満ちていた。8つのスタジアムの内外での雰囲気は素晴らしく、熱狂的なファン、活気ある街並み、満員の会場、事件のなさなど、全てが大会の成功を裏付けていた」と伝え、その成功ぶりを以下のように表現した。
「31試合全てのスタンドが、これまでにないほどカラフルで賑わった。この盛況ぶりは、『イベルドローラ(スペインに本拠を置く多国籍電力公益企業)』が支援しているにもかかわらず、週末ごとに空席が目立つスペイン国内女子リーグでの光景とは対照的だ。また、先日アメリカで開催された男子のFIFAクラブワールドカップの寒々しさ、観客との距離感、混乱とは全く異なる雰囲気を持っていた」
また同メディアは、ピッチ上においても、総得点数が「106」と、初めて3桁に達したことで「技術面でも史上最も豊作な大会」と称賛(グループステージでは89点でこれも史上最多)。ちなみに1試合の最多得点はスペイン対ベルギー戦の「6-2」でこれは歴代タイ記録、イングランドの大会中全得点者「11人」は2009年フィンランド大会でのドイツの「10人」を更新し、スペインがこれに「10人」で続いた。