8月17日に行なわれたオランダ・エールディビジ第2節、アヤックスはゴアヘッドとのアウェーゲームで2-2と引き分けた。スタメンに名を連ねた新加入の板倉滉にとっては、エールディビジのデビュー戦となった。
ドイツのボルシアMGからオランダ屈指の名門クラブに新天地を求めた日本代表CBは、7月26日(ニュルンベルクとのプレシーズンマッチで46分間プレー)以来の実戦で、77分に交代するまでに、最終ラインでボールタッチ52回、タックル1回、シュートブロック2回、クリア5回、インターセプト2回、ボール奪取1回、地上デュエル4回(勝利2回)、空中デュエル2回(勝利1回)、パス36本(成功33本)を記録した(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
チームが開幕節のテルスター戦(2-0で勝利)に続いて苦戦を強いられたため、ドイツの日刊紙『BILD』は、「28歳の日本代表選手は、エールディビジで苦いデビューを経験。さらに悪いことに、ボルシアMG時代にはほとんど怪我に悩まされなかったが、77分に長い治療を受けた後、交代を余儀なくされた。板倉はきっと、全く違った形のデビューを思い描いていたに違いない」と、ネガティブに報じている。
ちなみに、右足ふくらはぎの負傷については、オランダのサッカー専門メディア『Voetbal Primeur』が「ヨン・ハイティンハ監督は、『重傷ではなく、単なる痙攣で、来週には再び出場可能になる』と見込んでいる」と伝えている。
なお、『Voetbal Primeur』は新たなアヤックスのCBを高評価し、今週のベストイレブンに選出。「この新加入選手は、適応する時間を長く持てていないなかでゴアヘッド戦に出場。2失点を喫したものの、良いプレーを披露した。最終ラインを統率し、守備陣をある程度引き締める役割を果たした」と、ポジティブに寸評している。
また同メディアは、「アヤックスのサポーターは、板倉のデビュー戦のパフォーマンスを大いに楽しんだ。チームメイトが説得力を欠くプレーに終始するなか、このCBの活躍が見過ごされることはなかった」とも報じた。
アヤックスのクラブ専門メディア『AJAX SHOWTIME』は、編集者のブレント・トマッセン氏が「板倉は非常に落ち着いていた。今のアヤックスに必要な存在だ。シーズン序盤で、チームはまだ不安定な場面が多いが、冷静な選手が最終ラインにいるのは頼もしい。組み立ての主導権はユーリ・バースが握っているが、板倉もジェスチャーでMFやSBに動くよう指示していた。守備もポジショニングも非常に安定しており、アヤックスにとって今後、大きな戦力となるだろう」と称賛している。
同氏は、今節のアヤックスのベストプレーヤーに板倉を挙げ、「MFケネス・テイラーが何度かその価値を証明したが、ほとんどの選手は不安定であり、結局は板倉だけが際立っていた」とし、今後に向けては「(負傷中のDF)ヨシップ・シュタロ、板倉、そして可能ならエドソン・アルバレス(現ウェストハム)を加えられれば、アヤックスは間違いなくより安定し、その後は攻撃のパターンを磨く時間も増えるだろう」と見解を示した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】板倉滉、アヤックス加入初日の舞台裏映像
ドイツのボルシアMGからオランダ屈指の名門クラブに新天地を求めた日本代表CBは、7月26日(ニュルンベルクとのプレシーズンマッチで46分間プレー)以来の実戦で、77分に交代するまでに、最終ラインでボールタッチ52回、タックル1回、シュートブロック2回、クリア5回、インターセプト2回、ボール奪取1回、地上デュエル4回(勝利2回)、空中デュエル2回(勝利1回)、パス36本(成功33本)を記録した(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
チームが開幕節のテルスター戦(2-0で勝利)に続いて苦戦を強いられたため、ドイツの日刊紙『BILD』は、「28歳の日本代表選手は、エールディビジで苦いデビューを経験。さらに悪いことに、ボルシアMG時代にはほとんど怪我に悩まされなかったが、77分に長い治療を受けた後、交代を余儀なくされた。板倉はきっと、全く違った形のデビューを思い描いていたに違いない」と、ネガティブに報じている。
ちなみに、右足ふくらはぎの負傷については、オランダのサッカー専門メディア『Voetbal Primeur』が「ヨン・ハイティンハ監督は、『重傷ではなく、単なる痙攣で、来週には再び出場可能になる』と見込んでいる」と伝えている。
なお、『Voetbal Primeur』は新たなアヤックスのCBを高評価し、今週のベストイレブンに選出。「この新加入選手は、適応する時間を長く持てていないなかでゴアヘッド戦に出場。2失点を喫したものの、良いプレーを披露した。最終ラインを統率し、守備陣をある程度引き締める役割を果たした」と、ポジティブに寸評している。
また同メディアは、「アヤックスのサポーターは、板倉のデビュー戦のパフォーマンスを大いに楽しんだ。チームメイトが説得力を欠くプレーに終始するなか、このCBの活躍が見過ごされることはなかった」とも報じた。
アヤックスのクラブ専門メディア『AJAX SHOWTIME』は、編集者のブレント・トマッセン氏が「板倉は非常に落ち着いていた。今のアヤックスに必要な存在だ。シーズン序盤で、チームはまだ不安定な場面が多いが、冷静な選手が最終ラインにいるのは頼もしい。組み立ての主導権はユーリ・バースが握っているが、板倉もジェスチャーでMFやSBに動くよう指示していた。守備もポジショニングも非常に安定しており、アヤックスにとって今後、大きな戦力となるだろう」と称賛している。
同氏は、今節のアヤックスのベストプレーヤーに板倉を挙げ、「MFケネス・テイラーが何度かその価値を証明したが、ほとんどの選手は不安定であり、結局は板倉だけが際立っていた」とし、今後に向けては「(負傷中のDF)ヨシップ・シュタロ、板倉、そして可能ならエドソン・アルバレス(現ウェストハム)を加えられれば、アヤックスは間違いなくより安定し、その後は攻撃のパターンを磨く時間も増えるだろう」と見解を示した。
構成●THE DIGEST編集部
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