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海外サッカー

4連敗&ファンの脅迫で会長辞任…緊張状態のセルティックで前田大然はゴラッソ披露も、後半は失速で「クラブの状態そのものを象徴」と現地紙

THE DIGEST編集部

2025.12.19

4連敗を喫したセルティック。(C) Getty Images

4連敗を喫したセルティック。(C) Getty Images

 現地時間12月17日に行なわれたスコティッシュ・プレミアシップ第11節、セルティックはダンディー・ユナイテッドに1-2で敗れて、泥沼の4連敗を喫している。

 ウィルフリード・ナンシー新監督を迎えてから全ての公式戦を落としていたスコットランドの盟主は、13分に前田大然が見事な切り返しから左足で先制点を奪うも、その後幾度か訪れた得点機を逃してしまう。58分、61分と立て続けに守備の混乱から失点を喫して逆転を許すと、最後まで挽回できないまま、サポーターからのブーイングを浴びながらタイムアップの笛を聞いた。
 
 ダンディー・U相手には2014年以来の敗北、そして4連敗は47年ぶりという、歴史的な大失態を演じたこの一戦を、スコットランドの日刊紙『DAILY RECORD』は、「セルティックは完全な危機モードへと突入した。ダンディー・Uが、燻り続けるパークヘッドの火薬庫に、最新のガソリンを注ぎ込んだからだ。後半、クリスティアン・ケレステスとザック・サプスフォードのゴールが前田の先制点を打ち消し、ナンシー監督にとっての初勝利に向かっているように見えた試合は、4連敗という結果へと変わった」と伝えている。

 そして、見事な先制ゴールや左サイドからの突破を披露した一方で、後半に同点弾となるべきヘディングシュートをゴールポストに当ててしまった前田に対しては、「左サイドに戻ったことで、はるかに本来の姿に近づいた。3回の突破は、ゴール前で味方が決定力を欠かなければ、いずれも得点に繋がっていたはずだ」とポジティブに評した一方で、「ところが、なぜか後半に入ると完全に試合から消えてしまった。好不調が激しく入れ替わるそのパフォーマンスは、まさに今のセルティックの状態そのものを象徴していた」と指摘した。

 一方、試合前に「尻に火がついている」と自ら認めていたフランス人指揮官について、同メディアは「今はもはや完全な“大火災”だ。遠征してきたサポーターのチャントが示す通り、ナンシー監督は今や完全に標的にされている。『誰に対しても証明するものはない』と語ったことも、自らの首を絞めた。世論裁判は全く異なる見方をしており、その発言は次第に傲慢に映り始めている」と、さらなる窮地に立たされたことを強調している。
 
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