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日本代表

元日本代表監督のマジョルカ指揮官、久保建英の欠点をズバリ指摘! バルサ戦、イ・ガンインとの併用、そして残留への思惑は?

THE DIGEST編集部

2022.04.26

マジョルカのアギーレ監督が久保の現状のプレーぶりに、愛ある苦言を呈した。(C) Getty Images

マジョルカのアギーレ監督が久保の現状のプレーぶりに、愛ある苦言を呈した。(C) Getty Images

 今季のラ・リーガも残すところあと5節となったが、マジョルカにとっては残留を決めるための重要な残り5試合となる。

 5月1日にバルセロナ戦、7日にグラナダ戦、11日にセビージャ戦、15日にラージョ・バジェカーノ戦、22日にオサスナ戦を控えるバレアレス諸島のクラブは現在、降格圏内(18位以下)とはわずか勝点2差の16位につけており、この先は1勝が運命を分ける薄氷を踏むような戦いが待ち受けている。
 
 ラストスパートをかける前に2週間の準備期間を得たマジョルカだが、先月末にルイス・ガルシア・プラサの後を受けて監督に就任し、ここまで4試合でチームを指揮して2勝2敗の成績を残しているハビエル・アギーレは、地元メディア『Ultima Hora』に対して、残り試合で2勝1分け1敗といった星勘定をすることなく、全ての試合で勝利を目指すことを明言した。

「ここまでの2勝も、全勝を狙った結果のものだ。計算することなく、全ての試合に熱心に取り組み、勝利と敗戦を味わった。計算通りに事は進まないものだ。バルセロナ(アウェーマッチ)には勝ちに行くつもりでいる。カディス(降格圏にいながら32節にカンプ・ノウでバルサに1-0の勝利)が、我々がそれを行なうための前例を示してくれた。彼らにできて、我々にはできないか? とにかく試してみよう」

 カンプ・ノウやサンチェス・ピスファン(セビージャ戦)での戦いは捨てて、残りの3試合に力を注ぐことになるだろう、という世間の見方については、「ファンやメディアの考えは尊重する。私がコントロールするのは、私の選手だ。そして、我々は一つひとつの試合に全力で臨む」と意に介さないメキシコ人闘将は、自身が過去にカンプ・ノウで勝利を挙げていないことを指摘されても、笑いながら「それの何が重要なのか?」と一蹴している。

 アギーレ監督はまた、マジョルカでの生活について「妻とともに快適さを感じており、ここでの生活が少しでも長く続くことを望んでいる。残りの5試合は、私と島の調和を続けるのに十分なものを与えてくれるはずだ」と語り、クラブに対しても「あらゆる面でどれほど大きいかを知って驚いた」と印象を明かした。

 監督就任からの1か月を振り返って、「最初の狙いは、グループとしての精神を高めることだった。そして、勝点を獲得すること。重要なのは、リーガ(1部)に残留することだ」として、相手との兼ね合いや自チームの状況に合わせて5バックを選択したり、勝つために4バックにして攻撃選手を多く投入したりと、様々な戦い方を取り入れているという。
【動画】マジョルカが降格圏を脱出!! アラベスとの残留争い直接対決を制す!
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