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海外サッカー

冨安健洋、英メディアによる「補強選手の評価」は意外にも“悪い”。「“良い”のラベルを貼るには時期尚早」の理由とは?

THE DIGEST編集部

2022.07.06

日本代表ではCBの冨安は、アーセナルの右SBとして評価が確立されている。(C) Getty Images

日本代表ではCBの冨安は、アーセナルの右SBとして評価が確立されている。(C) Getty Images

 昨季、あと一歩のところでチャンピオンズ・リーグ出場権を逃したアーセナルは、新シーズンでの巻き返しを誓い、今季も大型補強を敢行。7月4日にはマンチェスター・シティから、ブラジル代表FWのガブリエウ・ジェズスを獲得したことを発表している。

 移籍金は4500万ポンド(約73億円)と現地の複数メディアによって報じられており、これはドイツの移籍専門サイト『transfer.markt』によれば、クラブ史において歴代5番目の高さであるという。
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 英国のスポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』は、ミケル・アルテタ監督が2019年12月にアーセナルの監督に就任して以降、戦力補強に3億ポンド(約490億円)以上を費やしていると報じ、そこで加入した主要選手を「良い」「悪い」「酷い」の3段階で評価した。

 まず「良い」に選定したのは、ガブリエウ・マガリャンイスとベン・ホワイトのCBで、「昨季、13度のクリーンシートを達成し、どれほど堅実であるか示した」と記述。また、守護神のアーロン・ラムズデイル、中盤のトーマス・パーテイも「守備の記録達成を助けた」と評価されたが、後者については「4500万ポンド(約73億円)の移籍金に完全に見合う活躍ではないが、堅実なスターターだった」と付け加えている。

 逆に移籍金以上の働きと評価されたのはマルティン・ウーデゴーで、レアル・マドリーからのレンタルから完全移籍でガナーズの一員となったMFについて、「加入以来、彼は驚異的な存在だ」と称賛し、さらに「チームで最もクリエイティブな選手であり、移籍金3200万ポンド(約52億円)よりはるかに価値がある」と綴った。

 続いて、「悪い」と判断されたのは、冨安健洋とMFアルベール・サンビ・ロコンガの昨季加入の2人。前者については、不動の右SBとして加入当初から高い評価を得ており、意外な結果と言えるが、同メディアからは、「怪我をする前はまともだったが、『良い』のラベルを貼るには時期尚早である」「怪我の後の不安定なカムバックもあり、判定はまだ下されていない」と説明されている。

 ここでは他に、同じく新加入組の左SBヌーノ・タバレス、冨安不在時には右SBとして奮闘したセドリク・ソアレス、今冬にレンタルでウディネーゼに移ったCBのパブロ・マリ、さらにコロラド・ラピッズから獲得するも、すぐに同クラブへレンタルされたDFオーストン・トラスティ、逆に2021年にレンタルでブライトンから加入したGKマシュー・ライアンの名前も挙げられた。

 最後に「酷い」に選定されたのは、まず2020年に3年契約を結んだものの、後に「プロのキャリアの中で最悪の時期」と振り返った1シーズンを経て、母国クラブのコリンチャンスに移籍したブラジル代表ウイングのウィリアン。同メディアも「酷いパフォーマンス」と評し、契約解除によってクラブは2050万ポンド(約33億円)が節約できたと綴っている。また、カップ戦での酷いミスで信頼を失い、2021年からはルーベンに貸し出されているGKルナル・アレックス・ルナルソンも、このカテゴリーに含まれた。
 
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