熱戦が続いているカタール・ワールドカップ。その最中に「サッカー王国」ブラジルで異彩を放った名ストライカーが“ある決断”を下した。

　現地時間12月５日、ブラジル日刊紙『O Globo』をはじめとする複数の海外メディアは、元ブラジル代表FWのアドリアーノが、入籍からわずか24日で離婚したと一斉に報道した。

　豪快さが売りだった。ともすれば、利己的とも言える自慢の体躯を利したプレーで一世を風靡したアドリアーノ。「皇帝」の異名も授けられた最盛期にはパルマやインテルといったセリエAの名門で活躍。セレソンとして48キャップで27ゴールを挙げ、国民から愛された。2006年のドイツW杯ではロナウジーニョ、ロナウド、カカとともに「カルテット・マジコ（魔法の４人）」を形成し、世界を驚かせた。

　現役時代から浮名を流してきた“色男”でもあったアドリアーノ。引退から６年が経ったいまも、感情のおもむくままに生きているようだ。英紙『The Sun』によれば、先月９日に美容師のミカエラ・メスキータさんと婚約したが、ほんの数週間で別居状態に。そして、24日後に離婚したという。
  　もっとも、今回スピード離婚に至った理由はアドリアーノの奔放な行動にある。というのも、彼は先月29日に行なわれたブラジル代表とスイス代表のカタールW杯の試合を自身が生まれ育った「ヴィラ・クルゼイロ」というスラム街で友人たちと観戦。その後に２日間も消息不明となりながらも平然と帰宅し、ミカエラさんの逆鱗に触れたようだ。

　なお、ミカエラさんは自身のインスタグラム上で「離婚はしていない」としながらも、「今は彼ともう一緒にはいない。彼と話し合ってどうするかを決める」と明言。しかし、SNSでアップしたアドリアーノとの写真はすべて削除しており、関係修復は不可能と見られている。

　2010年にもヴィラ・クルゼイロに入り浸ったのが原因となって当時の恋人と別れていたアドリアーノ。それだけに再び“やらかしてしまった”と言えるのかもしれない。はたして40歳のレジェンドストライカーが、落ち着く日は訪れるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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