現地２月４日に行なわれたプレミアリーグの第22節で、日本代表の三笘薫が所属するブライトンが本拠地でボーンマスと対戦。１-０で勝利を飾った。

　この試合で値千金の決勝点を叩き出したのが、絶好調の三笘だった。スコアレスドロー寸前で迎えた87分、左サイドからのクロスに打点の高いヘディングで合わせ、ゴールに叩き込んだ。公式戦３戦連発は珍しい頭での得点だったが、チームを劇的勝利に導く貴重な決勝弾となった。

　無論、25歳の日本人の活躍はサッカーの母国の複数メディアで、話題に上がっている。地元紙『Sussex live』によると、ロベルト・デ・ゼルビ監督はボーンマス戦で勝利の立役者となった三苫に対し「彼の代わりになるような選手は簡単には探せない」とチームのなかで絶対的な存在になりつつあると認めている。

　英国のサッカー専門サイト『Football365』は「日本代表はボーンマスのGKネトをぶち抜いてうなずき、ブライトンに勝利をもたらした」と、値千金のヘッド弾に称賛の声が寄せられている。
  　欧州衛星放送局『EUROSPORT』は「カオル・ミトマがボーンマスに勝利し、再びシーガルズ（ブライトンの愛称）のヒーローとなる」と殊勲となった日本人をヒーローとして扱い、「残り３分のところでヘディングを決め、この一週間で2度目となる決勝点を挙げた」と先週末FAカップのリバプール戦でアディショナルタイムに挙げた決勝点を絡め、三笘の活躍を振り返っている。

　シーガルズの快速アタッカーには、来季の移籍市場で欧州のビッククラブから声がかかり、引き抜かれる噂が絶えず、去就が騒がしくなっている。25歳の日本人に注がれる関心は、しばらく尽きそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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