現地時間９月８日に行なわれたUEFAネーションズリーグのリーグA第２節で、ポルトガル代表はスコットランド代表相手に２-１の逆転勝利を飾り、グループ１の首位に躍り出ている。

　リスボンのエスタディオ・ダ・ルスでのホームゲーム、開始７分に先制を許し、54分にブルーノ・フェルナンデスのダイレクト弾で追いついて迎えた88分、ヌーノ・メンデスの左からのクロスにフリーで合わせて決勝ゴールを挙げたのが、後半からピッチに登場していたクリスティアーノ・ロナウドだった。

　代表214試合目で132得点、キャリア全体では公式戦通算901ゴールに達した39歳。今夏のEURO2024ではノーゴールに終わり、一時は代表引退を示唆するような発言があったものの、後にこれを撤回し、この代表ウィークでは３日前のクロアチア戦（２-１）に続いての連続決勝弾という結果を残し、改めてその健在ぶりをアピールしている。
  　自身のSNSでプレーやゴールセレブレーションの場面の画像を公開して喜びを示したロナウドについて、ロベルト・マルティネス監督は「素晴らしい選手だ。彼に依存しているわけではないが、クリスティアーノはチームにとって大きな財産である。ゴール前で非常に重要であり、スペースを生み出す彼のインテリジェンスによって、さらに多くのゴールチャンスがチームにもたらされる」と、背番号７に賛辞を贈った。

　指揮官は続けて、「９月に３試合出場し、クラブでもゴールを決めるなど、クリスティアーノは今、良い状態にあるが、我々は全ての選手を守る必要がある。彼が72時間以内に２試合連続で90分間プレーすることはなく、今日、彼がピッチに立つ必要があるなら、それは試合を終わらせるためのものだった。彼の献身的な姿勢は、非常に気に入った。チームが必要とすることを実行する準備ができており、再び決定的な存在になれるだろう」と、今後の彼にも期待を寄せている。

　またB・フェルナンデスは、「クリスティアーノはいつも影響力があり、先発でも、ベンチスタートでも、それは変わらない。監督も言ったように、全員が試合に大きな影響を与えたが、クリスティアーノは得点力を持っているからこそ重要だ。だから、３日前に900ゴールを決め、この試合では901得点に達した。彼はこの調子で、1000ゴールまで突き進んでいくだろう。それが彼の目標でもある」と語った。