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海外サッカー

今季プレミア“初先発”の遠藤航に現地メディアの評価は二分!「最も完成度の高いパフォーマンス」「チェルシーの中盤に対応できず」

THE DIGEST編集部

2025.05.07

今季初先発を飾った遠藤だが、チームを勝利には導けなかった。(C) Getty Images

今季初先発を飾った遠藤だが、チームを勝利には導けなかった。(C) Getty Images

 リバプールは現地時間5月4日に行なわれたプレミアリーグ第35節でチェルシーに1-3で敗れて今季3敗目を喫したが、このアウェーマッチで遠藤航が今季初スタメン入りを果たした。
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 ここまでリーグでは17試合全てで途中出場し、合計プレー時間は158分に止まっていた背番号3が初めてピッチ上で試合開始の笛を聞き、69分にアレクシス・マク・アリステルとの交代でベンチに退くまでに、ボールタッチ69回、パス62回(成功58回)、チャンスメイク1回、ドリブル1回(成功)、ボールロスト1回、タックル3回(成功2回)、シュートブロック1回、ボール奪取5回、地上デュエル6回(勝利4回)というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。

 現地メディアによる遠藤の評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点に満たない「5」を付与。またジャーナリストのサム・ブリッツ氏による「リバプールは中盤が総入れ替えとなり、遠藤、カーティス・ジョーンズ、ハーベイ・エリオットの3人はチェルシーの中盤に対応できなかった」「遠藤は32歳という年齢もあり、今季を通してライアン・フラーフェンベルフが守備的MFとして見せたような素晴らしいプレーを再現するのは難しいことを示した」という厳しい批評を紹介した。

 対して日刊紙『Daily Mail』は、56分にフィルジル・ファン・ダイクのクリアがジャレル・クアンサーに当たってオウンゴールで2失点目を喫した際、その直前にゴールライン上でノニ・マドゥエケの決定的なシュートを遠藤が阻止した場面を「素晴らしいブロック」と称賛。採点はチーム最高タイの「7」を与え、「今季初の先発出場を果たしたカルト的英雄は、出場機会の少ない選手たちの中では、おそらく最も完成度の高いパフォーマンスを披露。力強く、チームにとって必要不可欠なチャレンジを幾つも見せた」と評している。

 また同メディアは、この試合で前節からスタメンが6人も入れ替えられたことに言及し、「今日の試合、結果、そしてパフォーマンスは多くのリバプール・ファンにとって全く重要でなかったかもしれないが、控え選手たちにとっては輝くチャンスだった。夏には重要な移籍市場が控えている中、多くの選手がアルネ・スロット新監督に『戦力になれる』と証明しようと戦っている。誰もが完璧に合格したわけではないが、落第でもなかった。今後数週間で、さらにチャンスは与えられるだろう」との見解を示した。
 
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