７月末のトレード期限を前に、ピッツバーグ・パイレーツの守護神デビッド・ベッドナーの獲得にニューヨーク・ヤンキース、トロント・ブルージェイズ、デトロイト・タイガースなど複数の球団が関心を寄せていると、多数の米メディアが報じている。
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　そんな中、米メディア『Sports Illustrated』は記事の中で、ニューヨーク・メッツが「トレード期限を前に積極的に補強に動いており、パイレーツの元オールスタークローザーに目を付けている」と報じた。

　このトレード期間内にメッツは、ボルティモア・オリオールズから2021、22年に２年連続でオールスターに選出された救援左腕グレゴリー・ソト（30）を獲得。しかし、ポストシーズン進出を見据え、さらなるブルペン補強を急いでいる状況だ。
  　そこで名前が挙がったのが、メジャーリーグ通算101セーブを誇る30歳の右腕ベッドナーである。同メディアは、米スポーツ専門局『ESPN』のカイリー・マクダニエル記者とジェフ・パッサン記者による「メッツはリリーフ投手を少なくとももう１人獲得して、リリーフ陣を強化したいと考えている」という見解を紹介した。

　続けて、記事の中で「ベッドナーとエドウィン・ディアス（メッツ）なら、MLB屈指のリリーフコンビになるだろう。ただし、ベッドナーはプレーオフ進出を目指すどの球団にとっても魅力的なターゲットだ。特に他のリリーフ投手と比べて、彼のトレードにかかるコストは相対的に手頃だ」とも綴り、争奪戦が激化している現状を伝えた。

　ベッドナーは今季ここまで42試合に登板し、２勝５敗、３ホールド、17セーブ、防御率2.37の成績をマーク。複数球団が熱い視線を送るこの右腕の去就から、目が離せない状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

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