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主砲ジャッジの早期復活が「ブーンの悩みの種になる」 米メディアが指摘するヤンキースの新たな難題、スタントンの起用法は?

THE DIGEST編集部

2025.08.03

10日間のIL入りを経て、早々に復帰が見込まれるジャッジ。しかし起用法には問題がありそうだ。(C) Getty Images

10日間のIL入りを経て、早々に復帰が見込まれるジャッジ。しかし起用法には問題がありそうだ。(C) Getty Images

 右肘屈筋腱損傷のため戦列を離れているニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジの現状が米国内メディアで伝えられている。スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』が現地時間8月1日(日本時間2日)、敵地でのマイアミ・マーリンズ戦の試合前に、ジャッジがバッティング練習を行なったと報じた。同メディアによれば、すでにヤンキース首脳陣にも主砲の公式戦出場への道筋がはっきりと見えているようだ。

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 先月22日のトロント・ブルージェイズ戦でジャッジは右翼の守備時、送球した際に右肘を痛め、その後も試合出場を続けていたが、27日に10日間のIL登録となった。チームにとっては主砲の離脱とあって一大事ではあるものの、靱帯断裂などの重傷ではなかったことから、地元メディアなどでは安堵する声も上がっていた。

『CLUTCHPOINTS』は、ジャッジの近況として、「マイアミでの練習の後、さらに、タンパにあるヤンキースの施設に向かい実戦形式の打席に立つ予定で、その後来週にはアクティブ登録される見込みだ」と綴っている。

 その上で、「現地8月4日からのテキサス・レンジャーズ3連戦の中でのラインナップ復帰を目指している」と説明。また同メディアは、「ただし、復帰後しばらくは指名打者としての出場になる見通しだ。いつ再び守備につけるようになるかは不透明であり、チームは今後2週間、ジャッジにスローイングプログラムを始めさせない方針のようだ」として、復帰後のプランにも言及している。

 また同メディアは、主砲がラインナップに戻った際、クリアすべき問題があると指摘。「ジャッジの復帰は同時にアーロン・ブーン監督にとって新たな悩みの種にもなる。指名打者としてジャッジを起用することで、ジャンカルロ・スタントンの出場枠が問題となるからだ」と投げかけており、「ジャッジがDHに入ることで、スタントンがどこでプレーするかは未定であり、ブーン監督はジャッジの復帰期間中にスタントンを外野で起用することを検討している」と指揮官の意向を明かしている。

 スタントンは今季、開幕前に肘を痛めた影響で7月から試合出場、指名打者として中軸を担っている。外野守備でのプレーは、「2023年シーズンが最後」と同メディアは説いているが、今後スタントンが右翼守備に着かざるを得ないケースも出てくるようだ。プレーオフ争いが熾烈さを増す中、首脳陣はどのような采配をみせるのか。ヤンキースは難題と直面することになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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