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高校野球

前回大会覇者の京都国際、大会2連覇に向けてまずは1勝。プロ注目の156キロ右腕、石垣元気は最後の夏が終わる

SLUGGER編集部

2025.08.13

京都国際のエース西村は、160球を投げながらの完投勝利。粘りのピッチングで4回以降は点を与えなかった。写真:THE DIGEST写真部

京都国際のエース西村は、160球を投げながらの完投勝利。粘りのピッチングで4回以降は点を与えなかった。写真:THE DIGEST写真部

 8月13日、第107回全国高等学校野球選手権大会は8日目に入り、第1試合では昨年大会の覇者・京都国際と、今春の選抜ベスト4の健大高崎が対戦。強豪対決は京都国際が6対3で勝利し、史上7校目の夏連覇に向けてまずは1勝した。エース西村が160球での完投勝利を挙げた。

 初回、健大高崎は2個の四球でチャンスを作るも、ここは京都国際のエース西村一毅がここは粘って無失点。その裏の攻撃では、2本のヒットで1死一、三塁の好機を作った4番・清水詩太のセーフティスクイズでまずは1点を先制。さらに6番の猪股琉冴がセンター前のタイムリーを放ち、初回から2点を挙げた。

 2回は三者凡退に抑えた西村だが、3回に制球を乱す。自身の内野安打のランナーを悪送球で二塁に進めてしまうと、そこから2者連続デッドボール。さらに5番・小堀弘晴のところでワイルドピッチが出て健大高崎は1点を返すと、さらに小堀がレフトへ走者一掃のタイムリーツーベースを放って3対2と逆転に成功する。

 だが、その裏の攻撃で京都国際はこちらも死球を皮切りに、5番・山口桜太、6番・猪股に連続タイムリーが出てさらに4対3と逆転。投手戦が予想されたゲームは、序盤まさかの点の取り合いとなる。
 

 4回アタマから健大高崎は2番手の山田遼太にスウィッチ。さらに2死一、三塁のピンチで佐藤龍月が登板。小刻みな継投でこれ以上の失点を抑えにかかる。だが、5回に京都国際は、2死三塁の場面で内野安打が出て5点目を追加。さらに6回には1番・長谷川颯にタイムリーが出て6点目と、じわじわ点差を広げていく。先発西村も5回終了時点でジャスト100球に達しながらも粘り強く抑える。

 7回裏、健大高崎は最速156キロの石垣元気を投入。大会最速タイの155キロを計測するなど、コンスタントに150キロを超える剛速球でまずは抑えて味方の反撃を待つ。8回表は2死三塁のチャンスを作った健大高崎だが、ここも西村の粘りの投球の前に無得点。石垣はその裏も抑え、健大高崎の最後の攻撃の前に望みを託すも無得点。石垣の最後の夏は初戦敗退となった。

構成●SLUGGER編集部

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