現地８月15日、ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ西地区首位のサンディエゴ・パドレスと対戦して３対２で勝利。69勝53敗で両チームが同率首位となった。

　ドジャースの先発クレイトン・カーショウが好投を見せた。37歳の左腕は２回に６番ラモン・ローレアーノにソロ本塁打を許したが、初回と３回から５までを三者凡退。６回には先頭の９番フレディ・フェルミンに中前打を打たれたが、１番フェルナンド・タティースJr.を右直、２番ルイス・アラエスを併殺に打ち取った。

　一方の打撃陣は、０対１とビハインドの３回に反撃した。７番マイケル・コンフォート、８番アレックス・フリーランドの連続安打で無死一、二塁とすると、９番ミゲル・ロハスが送りバント。小フライとなった打球を三塁手マニー・マチャドがグラブに当てながら捕球できずに安打となり、無死満塁で１番の大谷翔平が打席に入った。

　パドレスの２番手ランディ・バスケスと対峙した大谷は、カウント２-２からの５球目を一、二塁間に飛ばし、併殺崩れの間に三塁走者が生還。大谷が同点打を放った。さらに続く２番ムーキー・ベッツが中堅に大きな犠飛を放ち、ドジャースが２対１と逆転に成功した。
  　２対１のまま終盤を迎えた一戦で、次にスコアを動かしたのはホームのドジャースだった。７回に５番テオスカー・ヘルナンデスが、３番手ジェレマイア・エストラーダの内角高めフォーシームをはじき返してソロ本塁打を放った。

　貴重な追加点を加えたドジャースは、８回に３番手アレックス・ベシアが１点を失ったものの、４番手ブレイク・トライネン、５番手アレクシス・ディアス、６番手ジャック・ドレイヤーがパドレス打線を抑え、３対２で５試合ぶりの勝利を挙げた。

　ナ・リーグ西地区の首位攻防戦を制し、パドレスと同率首位に立った。試合を見守ったドジャースのファンは「必要な勝利」「よくやった」「カーショウは、どの若い投手よりも信頼できる」「ブルペン陣で勝利をつかんだ」「明日も勝とう」などと５試合ぶりに歓喜の声を挙げた。

構成●THE DIGEST編集部

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