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「ムーキーはライトに転向させるべきではない」と米敏腕記者 遊撃手本格挑戦1年目に守備指標トップ「誰よりもショートに適応しきっている」

THE DIGEST編集部

2025.08.28

今季遊撃手としてMLBトップクラスの守備を見せているベッツ。(C)Getty Images

今季遊撃手としてMLBトップクラスの守備を見せているベッツ。(C)Getty Images

 今季ロサンゼルス・ドジャースで遊撃手に挑戦しているムーキー・ベッツについて、一部で右翼手復帰が提言されている。そんななか、「ムーキーはライトに転向させるべきではない」との意見を米敏腕記者が唱えた。

 米スポーツ専門メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は現地8月26日、ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演。「ムーキーは今、素晴らしい遊撃手としてプレーしている。試合を見れば、誰よりもショートに適応しきっているのが分かる」と主張した。

 実際、ベッツは26日時点の守備防御点(平均より何点失点を防いだか)で「15」とMLB1位、守備率(守備機会のうちエラーをしなかった割合)で「.985」とMLB4位をマークするなど、すでにMLBトップクラスの遊撃守備を披露。さらに不振が続いていた打撃でも、5日からの19試合で打率.347、OPS.912と安打を量産している。
 
 続いてローゼンタール氏は、右翼守備に苦戦する場面が見られたテオスカー・ヘルナンデスのポジション転向の是非についても言及。「右翼手であれば(敵打者のヒットが出た時に)一塁走者を三塁まで進めてしまうかもしれない。ただ左翼手でも単打を二塁打にしてしまう可能性がある」と左翼転向にもデメリットがあると説明した。

 さらにT・ヘルナンデス自身は右翼守備の方が「打球がよく見える」と話しているほか、昨季はポストシーズンで大きな改善を見せたと回顧。右翼ポジションに関しては、現状維持がベストだと同氏は主張した。

 そしてローゼンタール氏は、ドジャース外野陣の駒の充実ぶりも指摘した。現状の中堅手アンディ・パヘス、左翼手マイケル・コンフォートに加え、ユーティリティのキケ・ヘルナンデス、近日中の復帰が見込まれているトミー・エドマン、キム・ヘソンも外野守備が可能。そのため、ベッツの外野復帰による恩恵は少ないと見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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