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「ラリーでもジャッジには太刀打ちができない」MVP争いの行方を米記者が予想...ヤ軍主砲の3度目受賞が優勢のなか異論も「新しい才能を支持する可能性もある」

THE DIGEST編集部

2025.08.29

MVP争いで激しい火花を散らすヤンキースのジャッジとマリナーズのラリー。(C)Getty Images

MVP争いで激しい火花を散らすヤンキースのジャッジとマリナーズのラリー。(C)Getty Images

 現地8月27日、米スポーツ専門メディア『FanSided』はポッドキャスト番組「The Moonshot」で議論された「ジャッジがラリーを追い抜きア・リーグMVPを獲得するには」というテーマの内容を配信。大きな注目を集めるニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジとシアトル・マリナーズのカル・ラリーによるア・リーグMVP争いについて、専門記者の見解を報じた。

 同誌は専門記者のコメントを箇条書きで紹介。「ジャッジは本来の打撃を取り戻すだけで十分」と断言したのは同誌のクリス・ランダース記者。続けて、「ラリーの活躍は素晴らしいけれど、打撃面での価値はジャッジとの差が依然として大きいんじゃないか。ジャッジが残り数週間で本来の調子に戻れば、間違いなく野球界で最高の打者だよ」と指摘した。

 ザカリー・ロットマン記者も「ジャッジらしくプレーすれば差を埋められる」と主張。ラリーが今季両リーグトップの50本塁打を放っていることにも触れ、「それでもシーズンの大半でジャッジがMVPの本命だったのには理由がある。ケガをしてスランプに陥ったことで、ようやくラリーが議論に入ってきただけ。ラリーでもジャッジには太刀打ちができない」と私見を語った。
 
 エリック・コール記者もジャッジをMVP受賞の本命だと発言し、「25年前半戦にジャッジはwRC+217(打撃・走塁・守備・投球を総合的に評価した、勝利貢献度を示す指標)という驚異的な数字を記録。一方ラリーは基本的には本塁打と捕手守備スキルが軸の選手で、それ以外の要素はそこまで大きくない。彼がヤンキースをプレーオフ圏内に導ければ、MVPは再び彼の手に渡る」と具体的な数字を挙げて強調した。

 全米野球記者協会(BBWAA)の会員のロバート・マレー記者は、昨年のポストシーズンでのジャッジについて「力みすぎて失敗した。非常に低調な内容で、批判の声も大きかった」と振り返ったうえで、「自然体で臨めば世界最高峰の殿堂入り級の力を発揮できる。ラリーを追い抜くことも、ヤンキースをポストシーズンに勝ち進めることも可能だ。ジャッジはそれを実現できるごくわずかな選手」と期待を寄せた。

 同誌のコンテンツディレクターでニューヨークのスポーツ事情に詳しいアダム・ウェインリブ氏はジャッジについて「まずは回復が最優先だ」と指摘。肘の故障やDH起用がリズムを狂わせていると語った。さらにラリーと激しく争うなか。MVPの投票者は「新鮮味を好む傾向があり、(2021年、23年に)大谷がジャッジを上回り受賞した時のように、新しい才能を支持する可能性もあると私は考えています」と慎重な見方を示した。

 今季、両リーグトップの50本塁打を放つラリーと、3度目のMVP受賞が確実視されるジャッジ。シーズン終盤に両選手がどんな活躍を見せるのか、今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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