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MLB

「醜い敗戦」ドジャースは「“最初のテスト”は不合格」LA紙が痛烈「より大きな問題は攻撃力だった」Dバックスに完封負け

THE DIGEST編集部

2025.08.30

チーム初安打を放った大谷翔平は3打数1安打、1四球だった。(C)Getty Images

チーム初安打を放った大谷翔平は3打数1安打、1四球だった。(C)Getty Images

 現地8月29日、ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ西地区4位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスに0対3。わずか3安打しか打てずに完封負けした。

 相手先発ザック・ギャレンの前に、同地区首位のドジャース打線が沈黙した。初回に1番の大谷翔平が四球で出塁するものの、2番ムーキー・ベッツが併殺打。2回も先頭の4番ウィル・スミスが四球を選んだが、後続が3者連続三振に抑えられた。

 ドジャースに初安打が出たのは3回。2死から大谷が一塁強襲の痛烈な内野安打を放った。しかし、ベッツが二飛に終わり打線はつながらず、4回、5回はいずれも三者凡退に終わった。6回2死からベッツが二塁打を放ち、3番フレディ・フリーマンの四球で一、二塁。ドジャースは、この試合最大のチャンスを迎えた。

 本塁打で同点に追いつく場面で打席に入ったスミスは、カウント2-1から真ん中低めのスライダーを振り抜くと、打球は大観衆の歓声を受けながら高く舞い上がった。しかし、打球にもうひと伸びがなく、左翼フェンスぎりぎり手前でキャッチされてしまった。

 7回2死から7番アンディ・パヘスが右前打を放つも後続が続かず、8回、9回にも安打がでなかったドジャースは、わずか3安打しか打てずに敗戦。連勝は4でストップした。

 地元紙『Los Angeles Times』は、「打撃面で苦戦し、ダイヤモンドバックスに敗戦。わずか3安打、得点圏に走者をひとりしか置けず、今シーズン7度目の完封負けを喫した」と報じた。

 試合中に、ナ・リーグ西地区2位のサンディエゴ・パドレスが敗戦。ドジャースとしては勝ってゲーム差を広げたかった。同紙は「ドジャースもパドレスも今後の課題は単純なものになりそうだ。やるべき仕事をきちんとこなし、勝つべき相手に確実に勝たなければいけない」と伝えている。
 
 5回1/3、86球、被安打4、被本塁打1、8奪三振、3失点だった先発のスネルに関しては、「この試合の平均球速は93マイル(約149キロ)に留まった。シーズン平均球速は95.4マイル(約145キロ)と球威が落ちた。先週末に第二子が生まれ、“父親リスト”に入っていた」としながら、「速球の球速が著しく落ちたにもかかわらず、粘り強く投げた」と評価した。

「ドジャースのより大きな問題は攻撃力だった。ダイヤモンドバックスとの3連戦は、優勝候補のチームにとって、勝利を積み重ね、シーズン終盤の勢いをつけ、2位パドレスとの地区優勝争いの主導権を奪い取るチャンスと思われた。しかし、“最初のテスト”は不合格だった。もうパドレスとの直接対決はない。つまり、弱いチームに勝つこと、このような醜い敗戦を避けることが、最終順位を決定付ける鍵になる」

 ダイヤモンドバックスとの3連戦の初戦を落としたドジャースは、2戦目にタイラー・グラスノーが先発。3戦目には山本由伸がマウンドに上がる予定だ。はたして今後の“テスト”は、どのような結果になるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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