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救援初失点の佐々木朗希にスネルから“異例の苦言”「もっと上手くゾーン内へ投げ込まなければ」現地記者は球速低下(163.5km→157.7km)を指摘

THE DIGEST編集部

2025.10.14

厳しい投球が続いた佐々木。次回登板で復調できるだろうか。(C) Getty Images

厳しい投球が続いた佐々木。次回登板で復調できるだろうか。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は現地10月13日、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で2-0の9回裏にリリーフ登板。先頭打者を三飛に打ち取るも、制球が乱れて続くアイザック・コリンズに四球。ジェイク・バウアーズにセンターへのエンタイトルツーベースヒットを浴びた。

 さらに1死二、三塁からジャクソン・チューリオの犠牲フライで1点を失うなど、苦しい投球が続いた。失点後にはクリスチャン・イェリッチに7球粘られた末に四球を投じ、降板。2/3回22球を投げて、1失点、2四球、1安打という投球内容だった。

 その後3番手のブレイク・トライネンが2死満塁のピンチを背負うも最後は空振り三振で仕留めて、ドジャースは2-1で勝利。ただ、8回まで無失点1安打10奪三振、無四死球ピッチングを見せたブレイク・スネルは試合後、「ロウキとブレイクを信じている」と前置きしつつ、両投手にさらなる奮起を求めた。

「もっと上手くゾーン内へ投げ込まなければならない。四球が多くて打たれたヒットが1本だけだったので、とにかくゾーンに入れる必要がある。でも彼らはきっと解決するだろう。本当に優秀な選手たちだからね」(ドジャース専門メディア『Dodger Blue』より)
 
 事実、佐々木の投げた22球中、ストライクゾーン内へのボールはわずか6球。トライネンも11球中3球でフォーシームが外に外れるケースが目立っていた。

 また、地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者によると、今回の佐々木は制球力だけでなく、速球の平均球速も以下のように低下していたという。

NLWC第2戦 100.6マイル(約163.5km)
NLDS第1戦 100.1マイル(約162.7km)
NLDS第2戦 99.3マイル(約159.8km)
NLDS第4戦 99.5マイル(約160.1km)

今夜(NLCS第1戦) 98.0マイル(約157.7km)

 この球速の低下についてハリス記者は「ドジャースが今月の残り試合で佐々木をどれだけ投げさせるか検討するうえで、この点は考慮に値する」と綴った。

 苦しいブルペン陣の救世主である佐々木は、次回登板で復活した姿を見せられるか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】四球→エンタイトル二塁打→犠牲フライで佐々木がリリーフ挑戦後初失点...
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