現地10月24日、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第１戦に４対11で敗れた。大谷翔平は１番・指名打者で先発出場。７回の第４打席で同シリーズ初の２ラン本塁打を放つと、９回の第５打席では敵地から痛烈なヤジが飛ばされた。

　７点ビハインドの９回２死。打席に立った大谷に向けて、ブルージェイズファンで埋め尽くされたロジャース・センターから「オオタニなんていらない！」「お前なんて必要ない！」の大合唱が球場に響き渡った。異様な雰囲気に包まれたなか、大谷は冷静にボールを見極めて四球を選んだ。
  　この光景を米放送局『Fox Sports』が早速反応。「ショウヘイ・オオタニが打席に立つと、カナダ・トロントの観客は“WE DON'T NEED HIM（俺たちは彼なんていらない）”と叫んでいる」と速報した。

　同じく『MLB.com』のドジャース番記者ソニア・チェン氏も自身のXに「ブルージェイズのファンは、９回にショウヘイ・オオタニが打席に立ったとき、『お前はいらない』と叫んでいた。そして今夜、彼らの言う通りの結果となった」と球場の雰囲気をリアルタイムに伝えながら、ドジャースの完敗を報じた。

　2023年の12月、当時ロサンゼルス・エンジェルスからFAだった大谷がトロント行きの飛行機に乗っているとの誤報が出たことで、ブルージェイズと浅からぬ因縁が生まれた。試合前も選手紹介時には大谷だけ、地元ファンは大ブーイングを飛ばしていた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「オオタニなんていらない！」敵地に響いた強烈ヤジの一部始終

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