ロサンゼルス・ドジャースは現地10月24日、ワールドシリーズ（WS）第１戦でトロント・ブルージェイズと敵地で対戦。４対11で敗れた。

　試合後にデーブ・ロバーツ監督は記者会見に臨み、いくつかの誤算を認めつつ、選手への信頼を口にした。

　まず、５失点を喫し負け投手となったブレイク・スネルに言及。今プレーオフでここまで３戦３勝を挙げたが、今回は６回途中まで８安打４四死球の内容で、「速球のコントロールがあまり良くなく、ボール先行だった。いくつか悪い四球があった」としつつ「粘り強かったので、評価すべきだ」と労った。

　スネルの後を受けて登板したものの、打者４人に２安打１四球と相手打線を止められなかったエメット・シーハンについては、登板直前にスネルがドールトン・バーショに与えた四球で無死満塁になっていた点に触れ、「明らかにバーショはエメを難しい状況に追い込んだ」と振り返る。

　３番手でマウンドに上がり、相手のアディソン・バージャーに満塁弾、アレハンドロ・カークには２ラン本塁打を浴びたアンソニー・バンダに関しては「試合を接戦に持ち込むために必要な投球ができなかった」と悔やんだ。
  　ただ、シーハンとバンダを今後も起用すると示唆。報道陣から２人を心配しているかと問われると、こう答えた。

「彼らは立ち直る必要がある。心配しているとは言わない。ブルペンの構成を考えると、彼らが必要だ。まだ道のりは長い。多くの残り試合で彼らは良い投球をしてくれるはずだ」

　また２回に１点を先制したものの、その後の２死満塁のチャンスで凡退した大谷翔平を「彼は大丈夫だろう」と見立て、「満塁の状況で（ブルージェイズ先発のトレイ・）イェサベージは良い投球をした」と相手を称えた。

　そして大谷が７回に放った２ランホームランを「素晴らしかった」と称賛し、「この調子でいてくれることを望む」と期待を示した。

　ショッキングな敗戦にも、しっかりとした穏やかな口調で質問に答えたロバーツ監督。日本時間26日に行なわれる第２戦では、ドジャースを勝利に導けるか。

構成●THE DIGEST編集部

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