ロサンゼルス・ドジャースは現地10月27日、本拠地でのワールドシリーズ第３戦、トロント・ブルージェイズ戦に６対５で勝利。延長18回に及ぶ死闘をフレディ・フリーマンの劇的なサヨナラアーチで制し、シリーズ通算成績を２勝１敗とした。延長12回には今シーズンで引退を表明しているクレイトン・カーショウが登板。２死満塁の緊迫した場面を見事に抑え切ったが、このシーンを見守った妻エレンさんの反応が脚光を浴びている。
  　延長12回表、守るドジャースは２死満塁となってエメット・シーハンからカーショウにスイッチ。ブルージェイズ２番ネイサン・ルークスに対して、カーショウはフルカウントから２球ファウルで粘られた後の８球目、スライダーでセカンドゴロに仕留めてみせた。

　MLBは公式Xにおいて、「クレイトン・カーショウの妻は感情に圧倒された」と綴り、このシーンを見守った妻エレンさんの様子を動画で公開。エレンさんは、祈るような表情から腕を上げて歓喜するや否や、ホッとした表情に変わって手で顔を覆い、さらに目をつぶって笑顔で安堵した様子を見せた。

　また、米老舗スポーツメディア『Sports Illustrated』は、「クレイトン・カーショウの妻エレンはさまざまな感情を経験した」とエレンさんのリアクションにスポットを当てた記事を掲載。「ドジャー・スタジアムのスタンドから観戦していた妻エレンは、感情のジェットコースターに乗り込んだような体験をしたが、ゴロが出た後に歓喜に沸き返った」と観客席で見守るエレンさんの反応に注目し、さらに、「これがまさに10月の野球だ。カーショーにとっては短い登板だったが、ブルペンで求められた通りの働きを見せ、ドジャースファンと彼の妻の緊張を和らげた」と綴り、一連のシーンを切り取った。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「妻は感情に圧倒された」カーショウの登板に緊張、歓喜、安堵の表情がくるくると入れ替わる