トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.は現地10月28日、ロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズ（WS）第４戦に３番・一塁でスタメン出場。第１打席は空振り三振に倒れたが、第２打席に２ランホームランを放った。

　０対１で迎えた３回表だった。カウント２－１からの４球目、ゲレーロJr.はドジャースの先発・大谷翔平が投じた136キロのスライダーを強振。左中間スタンドに叩き込んだ。

　この逆転弾を現役時代にはWSを２度制覇した経験を持つ田口壮氏も称賛。試合を生中継しているNHK-BSで解説を務めている同氏は「パワーがありますよね。１打席目に三振をとられたスイーパーが上手く入ってきたので、それを逃さない。一流のバッターです」とコメント。そしてインハイにきた高めのボールを打つ技術を、こう解説した。
  「インコース寄りに来ましたけど、少し左の肘を抜き気味に打つ。軸がブレてないので、飛びますね。（対戦していない）見たことがない人だと、おそらく避けるような球なんです。しっかり待って、しっかり捉える。凄い技です」

　今ポストシーズンで通算７本塁打となり、絶好調のブルージェイズ主砲が真価を発揮している。

構成●THE DIGEST編集部

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