歓喜と絶望が交錯したラストプレー。あの場面を彩った“一品”が脚光を浴びている。
現地11月1日、カナダ・トロントで開催されたワールドシリーズ第7戦で、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズと対戦した。試合は4対4のまま延長戦に突入し、迎えた11回表、ドジャースはウィル・スミスのソロ本塁打を放って勝ち越しに成功。9回途中から緊急登板した山本由伸が11回裏を苦しみながらもシャットアウトし、ドジャースが5対4で勝ち切った。ワールドシリーズ連覇は球団初の快挙で、MLBでは実に25年ぶり。シリーズMVPには3勝を挙げた山本が選ばれた。
ブルージェイズにとってビッグチャンスとなった11回裏の攻撃。1死一、三塁の局面で山本に対峙したのが、名捕手アレハンドロ・カークだった。しかしあっさりカウント0-2に追い込まれると、山本が投じた外角のスプリットに泳がされてしまう。バットは折れ、打球は遊撃手のムーキー・ベッツが収めて痛恨のダブルプレーを食らった。ブルージェイズのチャレンジにピリオドが打たれた瞬間だ。
世界一が決まると、ドジャースの選手たちはダグアウトから飛び出して歓喜の輪を作り、やがて記者やレポーター、家族らも続々とフィールドに押し寄せた。その最中に撮影され、地元紙『L.A. Times』のケビン・バクスター記者が自身のXに掲載した一枚の写真が話題を呼んでいる。人でごった返すフィールドの傍らで、置き去りにされたままの折れたバット。バクスター記者は「ドジャースが歓喜に沸くなかで、カークの折れたバットはいまだ内野の真ん中に転がっている」と書き添えた。
なんとも言えない、激闘の余韻を漂わせるメモリアルな写真に、SNS上では反響が殺到。「実に象徴的だ」「切ないな」「残酷なコントラストだね」「誰も片づけないのかよ」「見れば見るほど泣けてくる」「一枚の写真は千の言葉に値する」「パーティーが終わった後のよう」「など、枚挙に暇がないほどだ。
構成●THE DIGEST編集部
現地11月1日、カナダ・トロントで開催されたワールドシリーズ第7戦で、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズと対戦した。試合は4対4のまま延長戦に突入し、迎えた11回表、ドジャースはウィル・スミスのソロ本塁打を放って勝ち越しに成功。9回途中から緊急登板した山本由伸が11回裏を苦しみながらもシャットアウトし、ドジャースが5対4で勝ち切った。ワールドシリーズ連覇は球団初の快挙で、MLBでは実に25年ぶり。シリーズMVPには3勝を挙げた山本が選ばれた。
ブルージェイズにとってビッグチャンスとなった11回裏の攻撃。1死一、三塁の局面で山本に対峙したのが、名捕手アレハンドロ・カークだった。しかしあっさりカウント0-2に追い込まれると、山本が投じた外角のスプリットに泳がされてしまう。バットは折れ、打球は遊撃手のムーキー・ベッツが収めて痛恨のダブルプレーを食らった。ブルージェイズのチャレンジにピリオドが打たれた瞬間だ。
世界一が決まると、ドジャースの選手たちはダグアウトから飛び出して歓喜の輪を作り、やがて記者やレポーター、家族らも続々とフィールドに押し寄せた。その最中に撮影され、地元紙『L.A. Times』のケビン・バクスター記者が自身のXに掲載した一枚の写真が話題を呼んでいる。人でごった返すフィールドの傍らで、置き去りにされたままの折れたバット。バクスター記者は「ドジャースが歓喜に沸くなかで、カークの折れたバットはいまだ内野の真ん中に転がっている」と書き添えた。
なんとも言えない、激闘の余韻を漂わせるメモリアルな写真に、SNS上では反響が殺到。「実に象徴的だ」「切ないな」「残酷なコントラストだね」「誰も片づけないのかよ」「見れば見るほど泣けてくる」「一枚の写真は千の言葉に値する」「パーティーが終わった後のよう」「など、枚挙に暇がないほどだ。
構成●THE DIGEST編集部




