現地11月６日、ロサンゼルス・ドジャースは「トニー・ゴンソリンをDFA（事実上の戦力外）とした」と公式Ｘで発表した。

　ゴンソリンは2019年にドジャースでMLBデビューを果たした。ルーキーイヤーは11試合に登板（うち先発６試合）し、40イニングを投げ、防御率2.93をマーク。彼のキャリアハイとなった22年は、24試合すべてに先発し、16勝１敗、防御率2.14、WHIP0.87という圧倒的な数字を残した。初のオールスターにも選出され、ナショナル・リーグ西地区優勝にも大きく貢献した。
  　しかし、23年以降は故障に苦しむ日々が続いた。左足首の捻挫で開幕に間に合わず、４月下旬に復帰後も、８月には右前腕部の炎症でシーズンを離脱。最終的にトミー・ジョン手術を受け、残りシーズンと24年シーズンの全休が決定。この年の成績は８勝５敗、防御率4.98を記録している。

　長いリハビリを経て、ゴンソリンは25年４月30日に見事復帰を果たし、６回を投げて勝ち投手となったものの、６月には再び右肘の違和感で負傷者リスト入り。肘の手術を受け、今季もわずか7試合（3勝2敗、防御率5.00）で終えた。

　ドジャースでの通算成績は86試合登板（うち78先発）、37勝13敗、防御率3.34。数字が示すように、コンディションが整っている時のゴンソリンは、常に勝利に貢献する存在だった。

構成●THE DIGEST編集部

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