2026年３月に開催されるWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）に向け、カナダで心配な話題が報じられている。カナダ代表のフレディ・フリーマン（ロサンゼルス・ドジャース）が健康上の問題を抱えていることが明らかになった。

　カナダのスポーツ総合メディア『Sportsnet』によると、フリーマンはカナダ代表チームのマネジャー、グレッグ・ハミルトンに「WBCでプレーしたい」と語ったという。しかし、現在は「ちょっとした健康上の問題」を抱えている状況のようだ。

「WBCが数か月後に迫るなか、カナダ代表は才能あふれる選手を招集したいと考えている。注目すべきは、オールスター一塁手で元ナ・リーグMVPのフリーマンが出場に意欲を見せていること。ハミルトンはフリーマンが“プレーしたい。本当にプレーしたいんだ”と言ったと説明した。カナダ人の両親に敬意を表して17年、23年大会に赤のユニホームを着たフリーマンは、しかし、長いシーズンを戦った消耗が原因の問題を少し抱えている」

　フリーマンは米カリフォルニア生まれだが、両親がカナダ出身のため、WBCではカナダ代表を選択。これまで17年大会、23年大会に出場している。

  　そのほかにも、野手陣ではジョシュ・ネイラー内野手（マリナーズ）、ボー・ネイラー捕手（ガーディアンズ）のネイラー兄弟が出場を「強く望んでいる」状況だ。そのネイラー兄弟の従兄に当たるデンゼル・クラーク外野手（アスレティックス）のほか、アブラハム・トロ内野手（レッドソックス傘下3AウースターからFA）、オットー・ロペス内野手（マーリンズ）、エドゥアルド・ジュリアン内野手（ツインズ）、オーウェン・ケイシー外野手（カブス）も出場を希望しているという。

　一方の投手陣は、「交渉中」と前置きしたうえで、同メディアはガーディアンズのケイド・スミスとエリック・ザブロウスキーの参加が濃厚と報道。メッツのトッププロスペクトのジョナ・トンは球団の承認待ちで、ニック・ピベッタ（パドレス）は出場の可能性が低いようだ。また、24年限りで現役引退した37歳左腕のジェームズ・パクストンが候補に挙がっているという。

　カナダはプエルトリコで行なわれる１次ラウンドで、プエルトリコ、キューバ、パナマ、コロンビアとともにプールAに組み込まれている。

構成●THE DIGEST編集部

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