ロサンゼルス・ドジャースは現地12月９日、ニューヨーク・メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアズ投手と３年総額6900万ドル（約108億円）で契約を結んだ。MLB公式サイトのマーク・ファインサイド記者が報じた。

　通算253セーブを記録しているオールスター守護神のディアズ。2025年シーズンは62試合に登板し、66回１／３を投げ、防御率1.63、28セーブ、98奪三振、６勝３敗の成績でナ・リーグ最優秀救援投手賞を受賞した。

　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、ディアズがドジャースと３年7200万ドル（約113億円）の契約を結ぶと予想していたという。今回の契約内容、特に３年と、スター選手のなかでは短い契約をまとめられた点について、次のように評価した。
  「３年契約がベストだった。４、５年契約を出し惜しんだメッツの姿勢が（ドジャースにとっての）チャンスになった。潤沢な資金力を持ち、今勝つことを重視するチームにとって、これは素晴らしい契約だ」

　実際に米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』のMLB部門『B/R Walk-Off』のXによると、メッツはディアズに３年6600万ドル（約103億円）と、ドジャースより約５億円低い額を提示していたという。

　昨オフにドジャースは、守護神候補のタナー・スコット投手と４年7200万ドル（約113億円）の契約を結んだものの、年俸に見合った活躍は見られなかった。３年後、スコットとともに、ディアズがどのような評価を受けているのか。今後の活躍に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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